大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

歓声浴びて翔け さぁ疾風の如く #4

2017/05/06(土) 横浜スタジアム
B6x-5S(延長11回)
勝 砂田
負 秋吉


先発の今永昇太が、初回またもやホームランをくらう。


7回表、左右の中継ぎの柱、須田幸太と田中健二朗が打ち込まれ、0-5。


嫌な流れのまま、8回裏の攻撃に入る。


しかし、一つのプレーがスタジアムの雰囲気をガラリと変える。


荒波翔の全力疾走が相手のエラーを誘い、ノーアウトのランナーが出る。


倉本寿彦のセンターへの一打も、相手のグラブにあたって、記録はヒットとなる。


満塁のチャンスに、梶谷隆幸のグラウンドスラム。


天敵ライアンを遂にノックアウト。


執念の継投で延長を凌ぎ、途中守備から入った柴田竜拓のプロ入り初サヨナラ打で、熱戦に終止符。


相手のエースとクローザーを打ち崩して遂に念願の5割。


今日のヒーローたちの共通項は「ドラフト3位」。


荒波翔 2010年ドラフト3位。
倉本寿彦 2014年ドラフト3位。
梶谷隆幸 2006年高校生ドラフト3位。
柴田竜拓 2015年ドラフト3位。


鳴り物入りではないが、スカウトたちが一年中、地元神奈川そして日本中をまわり、指名に漕ぎ着けた精鋭たち。ドラフトで他球団との駆け引きの中で入団してきた。


己の実力のみが頼りのプロの世界。
激しいレギュラー争いの中、結果を出してきのし上がってきた男達。


彼らの活躍で、年に何回あるかという逆転劇で、大事な試合をものに出来た。


ここから、ドラマが始まった。
チームは19年ぶりの日本シリーズ進出を果たす。


そして、時は流れた。


2018年10月3日。
球団は「2019年シーズンの契約を結ばない通知」を発表。


彼の名前がそこにはあった。



1986年1月25生まれ。
横浜市瀬谷区出身の32歳。


横浜高校、東海大学、トヨタ自動車を経て、2010年ドラフト3位で入団。


走攻守の三拍子が揃ったスピードスター。


DeNA新球団の創成期を支えた地元出身のスターだった。



煌めくフィールド
荒波SHOW!
見せてくれ
歓声浴びて翔け
さぁ 疾風の如く



横浜DeNAベイスターズ。
背番号4。
荒波翔。


CHERISH EACH DAY.
一日一日を大切にしたい。



去って去らず。
その功績は永遠に輝く。


VICTORY IS WITHIN US.