大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

さらば! ハマのジャイアン #60

2017/06/17 横浜スタジアム
B14-5Bs
勝 久保
負 松葉


取って取られてのシーソーゲームから、終盤の猛打で大勝。


交流戦の5割以上が決定。
バファローズ戦は昨年から5連勝となった。


お立ち台には、満塁弾を放ち連日のヒーローインタビューとなった正捕手・戸柱恭孝と共に、この男がいた。


2011年の甲子園に、島根県開星高校のエースとして春夏連続出場。


身長185cmの堂々たる体格。
その豪快でふてぶてしい風貌から、人は彼を「山陰のジャイアン」と呼んだ。


ドラフトでは、ホークスが内野手として4位指名。豪快な打撃を期待して、背番号55を与える。


しかし、怪我に泣かされ苦労が続く。
巨大戦力のホークスでは、2軍と3軍を行き来する日々。


育成選手となっていた2015年オフ。
敢えてトライアウトに挑戦し、ベイスターズとの契約を勝ち取った。


入団会見では、あの豪快な風貌は影を潜め、引き締まり苦労がにじみ出る表情に、これがあの「ジャイアン」なのかと驚かされた。


高校の5年先輩には梶谷隆幸がいる。
「いずれは梶谷さんとクリーンアップを打てる選手になりたい」と頼もしい豊富を凛々しく語った。


ファンの潜在的な大きな期待を受けながら、ファームで結果を出してきた彼は、遂に一軍昇格のチャンスを掴んだ。


プロ6年目にして、初ヒットがホームラン!
彼の苦労を知る28000人の大観衆が、大きな声援と拍手と万歳で、その歓喜の瞬間に立ち会った。


「これでプロとしての第一歩が記せた」と謙虚に語った彼の顔には、既に明日への決意があった。


その手で横浜の未来を切り拓け!


港男は誰も みんな
答えが出せるさ
Go Go Let's Go!


ここで一発 白根!
ここで一発 白根!
ライトへ
レフトへ
ホームラン
それゆけ それゆけ
それゆけ 白根!


横浜DeNAベイスターズ。
背番号60。
白根尚貴。


BE HAPPY!
BE BRIGHT!
BE YOU!
明るく幸せに、はつらつとプレイする。


あの日の笑顔を忘れない。
あの日の涙を忘れない。


さらば! ハマのジャイアン。


ベイスターズの一員であったことを誇りに、人生の次のステージも全力疾走で!


VICTORY is within US.