大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

目の前の打者と勝負! #68

2019/06/13(木) ZOZOマリンスタジアム
ベイスターズ 6-5 マリーンズ


勝 種市篤暉 4勝1敗
負 阪口皓亮 0勝1敗
S 益田直也 2勝4敗13S


2点ビハインドの5回裏から2イニングの回跨ぎ。


背番号68は今日も相手を「0」に抑え切った。


開幕から15試合。


防御率0.00。


抜群の安定感を示すベテランが、ブルペンを支え、チームを鼓舞している。


彼には、ターニングポイントとなった試合がある。


2018年9月30日。
横須賀スタジアム。
イースタンリーグ最終公式戦。
スワローズ戦。


二軍のシーズン最終試合は、毎年切なさに包まれる。


引退を表明している選手。


戦力外を覚悟している選手。


ナーバスになる選手たちを前に、ファーム投手コーチの大家友和は檄を飛ばす。


「自分にとって最後だというのは抜きにしろ。チームは勝つためにやっている」。


「最後かもしれない」と思っていた右腕は我に返る。


そして、大家に春先から言われていた言葉を本当の意味をかみしめる。


「目の前の打者と勝負しろ!」


投手の原点に立ち返った彼は、今シーズンの一軍ブルペンの貴重な一員となっている。


志半ばでチームを去っていった仲間たちの思いを抱えながら。


経験の少ない若い投手たちの心の拠り所となりながら。


その人の有り様は、表情に出て隠すことが出来ない。


穏やかで温厚な表情から、テンポ良く投げ込んでいく姿がどれだけチームに勇気と闘志を与えていることか。


交流戦も後半戦に突入。
ホークス、ファイターズと、彼にとっての古巣相手の対戦が組まれている。


「いつどういう場面で自分の番が回ってくるか分からないので、常に同じ気持ちでマウンドに上がっている」


今日も彼はマウンドに向かう。


いかなる状況でも勝利を目指して。


たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ


横浜DeNAベイスターズ。
背番号68。
藤岡好明。


LIFE HAS ITS UPS AND DOWNS.
人生は七転び八起き、失敗してもいかに前を向けるか。


Go Beyond the Limit.