大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

将軍は矢印を外に向け続ける #53

2018/07/04(水) 東京ドーム

B8-4G

勝 ウィーランド

負 田口



ベイスターズ先発は、ジョー・ウィーランド。

初回3者連続三振の最高の立ち上がりの後、先制点を叩き出すツーベースヒット。


まさに「ハマの二刀流」の面目躍如。


今ではすっかり定着した「8番ピッチャー」は、彼のバッティングを活かす為に始まったのだ。


しかし7回裏、ジャイアンツ打線が彼に襲いかかる。



フォアボールと連打で1点差に迫られ、1アウトも取れずに降板。


マウンドには、本来は8回が本職の彼が向かった。



1988年2月20日生まれ。

アメリカ合衆国イリノイ州出身の30歳。


メジャーリーグを渡り歩き、2016年にはシカゴ・カブスの一員として108年ぶりのワールドシリーズに大きく貢献した。


2017年シーズンに、その肩書きを引っさげてベイスターズに入団。


一時は「小さな大魔神」山﨑康晃の代役ストッパーも務めた。


だが、彼は謙虚に語った。

「あくまでもストッパーはヤスアキだ。僕らの仕事は、いかにしてヤスアキに繋ぐかなんだ」


ストッパーとて、メジャーリーガーとて、打ち込まれる時もある。


そんな時、「ストッパーを経験した者同士でしか解らない」気持ちを共有し、2人は声をかけあってきた。高めあってきた。

時には、食事にも出かけるという。



この日も、絶体絶命のピンチに登板。


見事な火消しで、勝利のバトンを、8回砂田毅樹、9回山﨑康晃へと繋いでいった。


ヒーローインタビューに呼ばれた彼は、状況を冷静に語り、優勝への熱い心を語っていた。


そんな彼を、シーズン前から我らのキャプテンは、大きな信頼を持って見つめていた。


「あの映画のDVD(劇場版FOR REAL)を見た時、チームのみんなは恐ろしいくらいに自分の事しか語っていなかった。語っていたのは、監督とパットンぐらい。彼は本当は自分がクローザーをやりたいのに、康晃の事を言っていた」(筒香嘉智)


見る人は見ている。


青い目をした「将軍」こそ、真のメジャーリーガー。


有形無形の貢献で、チームの夏の快進撃を支え続ける頼れるセットアッパーだ。


横浜の夏が始まっている。


将軍は矢印を外に向け続ける。



心をひとつに

共に歩もう

すべての力合わせて

共に闘おう

どんな時も夢目指し

共に輝こう

心をひとつに

心をひとつに

We LOVE YOKOHAMA

We LOVE YOKOHAMA

We LOVE YOKOHAMA No.1



横浜DeNAベイスターズ。

背番号53。

スペンサー・パットン。


YOUR ATTITUDE ALWAYS

DETERMINE YOUR ALTITUDE.

物事に臨む姿勢によって結果は変わる。


VICTORY is WITHIN US.