大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。

建設は死闘。破壊は一瞬。 #11

2018/08/09(木) 明治神宮野球場
B3-11S
勝 原
負 ウィーランド



見せてはいけない試合というものがある。


ホンの数年前まで閑古鳥が泣き、酔っぱらいのヤジだけが響いた、真夏の神宮球場のベイスターズ戦。


それが今ではドル箱カード。


だが、詰めかけたベイスターズファンに残ったのはため息と失望だけだっただろう。


球団に人気が出てきただけに、負けるダメージが大きい。



これだけの老若男女のファンが増えたベイスターズ。


「誘われて初めて球場にきた」というファンもたくさんいるはず。


ベイスターズファンならば、大事な人と観戦して勝利の歓喜を味わいたい。


私もそんな1人。


2001年8月17日。
横浜スタジアム。
タイガース戦内野席のチケット。
今で言うシーズンシートを、会社のお付き合いで義弟が手に入れてくれた。


私がベイスターズファンであることを知っての心遣い。


本当に嬉しかった。



結婚したばかりの妻を誘って観戦。


関内駅に18:00過ぎに到着。


私にとっても久々のハマスタ。


あれこれうんちくを語る。


だが、スタジアムに向かうスロープで目にしたのは「B0-4T」という信じられない数字。


席に着いた時、助っ人左腕マーク・ホージマーは既に降板。


鉄腕 中野渡進がマウンドに上がっていた。


結局、タイガースのエース井川慶に完封負け。


「このピッチャー、なんかうイイ(初々しい)ね」


野球にド素人で、後に「中畑さんは大好きだった」とカミングアウトする妻が唯一注目したのが、プロ初登板の高卒右腕 東和政の奮闘だけだった。


惨敗の試合のあと、帰りの京浜東北線で妻が呟く。


「つまんなかったね」



彼女を次に横浜スタジアムに足を運ばせるまで、15年の歳月がかかった。


そんなに苦い思い出が込み上げてくるような大惨敗。



そしてチームはハマスタに帰ってくる。


あの日と同じ、真夏のタイガース戦。


先発のマウンドには、もう1人のアズマ。


ルーキーにしてチーム最多勝。


彼がいなければと想像するだけでゾッとする。


タイガース先発は、ランディ・メッセンジャー。


今シーズンは、いいように牛耳られている。


だからこそ、勝たねばならない。


無様な戦いが続けば、せっかく掴んだファンが離れていく。


建設は死闘。破壊は一瞬。



だが、まだまだ終わった訳では無い。


どんな状況でも諦めたら終わりだ。


ハマのバナナ王子が、先発のマウンドに向かう。


必ずや勝利の結果をもたらしてくれるはずだ。



左腕がうなれば
狙いは外さない
ピンポイントの技
攻めろ 攻めろ 克樹


横浜DeNAベイスターズ。
背番号11。
東克樹。


LITTLE BIG MAN.
小さくてもマウンドで大きく見える選手になりたい。


VICTORY is WITHIN US.