大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

2018/04/13(金) 横浜スタジアム

4/13

B6-5D

勝 石田

負 又吉

S 井納


「優勝への最後のピースを手に入れた」


開幕前に指揮官は、フリーエージェントでタイガースから獲得した大和について誇らしげに語った。


「FAで出ていくばかりでなく、FAでベイスターズに来たい、そういうチームにしていかないといけない」


FAでチームメイトが次から次へと去っていく中、悩みに悩み抜いてFA残留を決断したハマの永遠番長・三浦大輔は語っている。


走攻守すべて兼ね備え、内外野どこでも守備は超一流。

タイガース首脳陣は、非常時にピッチャーとして使う準備もしていたという。


しかし、FA補強があれば、ポジションを追われる選手が出るということ。


昨年、石井琢朗以来のショートとしての全試合全イニングフル出場を果たした彼にも、試練が訪れた。


だが、彼は全てをチャンスと捉えた。


キャンプ時から積極的にコミュニケーションを取りあい、切磋琢磨し、自身の幅を広げていった。


1991年1月7日生まれの27歳。

神奈川県茅ヶ崎市出身。

少年時代の憧れは、石井琢朗。


横浜高校では、1学年下の筒香嘉智と全国ベスト4。

創価大学では、同級生の和製ライアン・小川泰弘と全国ベスト4。

日本新薬では、強打の内野手として注目を集め、都市対抗野球で大活躍。


「即戦力の内野手が欲しい」

中畑清監督の要望を受け、2014年ドラフト3位指名。


背番号は石井琢朗の「5」。


「やっとこの番号にふさわしい選手が背負ってくれた」(石井琢朗)


成長と挫折を繰り返しながら、不動のレギュラーとなった彼は、更に上のレベルに進んでいる。


3回裏には、1塁からセンターフライでタッチアップで2塁へ進塁。

大和のタイムリーヒットで同点のホームを踏んだ。


9回表には、守備固めのサードでスーパーキャッチ。

代役ストッパーの井納翔一を救った。


この日のヒーローインタビューには、本領発揮の大和と並んで、彼の姿があった。


かっ飛ばせ

見せろ男意気

さあ 打つぞ

勝利に導け


横浜DeNAベイスターズ。

背番号5。

倉本寿彦。


恐怖の9番打者が、今日も試合を決める。


VICTORY is WITHIN US.