さらば! 炎のリリーバー #20
2018/07/17(火) 横浜スタジアム
B0-6S
勝 ブキャナン
負 濱口
敗色濃厚の9回表。
聞き慣れたテーマ曲がハマスタに流れる。
ドラマ「弱くても勝てます」の主題歌。嵐の“GUTS!”
神奈川県内の超進学校に赴任した青年教師が、へっぽこ野球部の監督に就任する。
超弱小チームを知恵をめぐらせ体当たりで指揮していく奮闘ぶりを描いて大ヒットした。
我らのチームにもどこか会い通じるものがあるではないか。
「悔しさを今年にぶつけたい。復活して、いっぱい(登場曲の)“GUTS!”を横浜スタジアムで流したい」
頼れるブルペン陣のリーダーが、ハマスタのマウンドに帰ってきた。
敗戦処理とはいえ、ゲッツーを含んで三者凡退。
クレバーで闘志あふれるピッチングは健在だ。
1986年7月31日生まれ。
茨城県石岡市出身の31歳。
土浦湖北高校、早稲田大学、JFE東日本を経て、2010年ドラフト1位で入団。
彼のブレイクが2016年シーズン。
痺れる大ピンチを何度も何度も凌ぎ切り、チーム初のクライマックスシリーズ進出の原動力になった。
だが、昨シーズンは絶不調。
開幕3戦目の神宮球場でサヨナラ逆転満塁ホームランを喰らうなど、苦しく辛いピッチングが続いた。
自主トレでは「JFE東日本の練習に参加し走りまくりました」と下半身を中心に鍛えた。
今シーズンも、二軍スタート。
勝ち抜けないチームの窮地に、横須賀から再び這い上がってきた。
彼はこのまま終わる男ではない。
チームもこのままズルズル行くわけには行かない。
諦めたらそれで終わり。
ここからが本当の勝負だ。
光の無い 荒野を独り いざ行け
握り締めた手の中には 君の言葉
雨に打たれ 風に吹かれ 僕らは叫ぶ
横浜DeNAベイスターズ。
背番号20。
須田幸太。
I GOT TO DO THIS.
与えられた場面で、やるべきことをやらなきゃいけない。
去って去らず。
その功績は永遠に輝く。
VICTORY is WITHIN US.
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