VAMOS A SEGUIR ADELANTE! #25
2018/10/10(水) 阪神甲子園球場
B1-2T
勝 能見
負 今永
S ドリス
2011年秋。
横浜ベイスターズは、球団譲渡。
いわゆる身売りで、新興IT企業のDeNAに売却される。
「何十年かに1度だけ優勝するのではなく、毎年優勝争いに絡めるチームにしたい」
新球団の首脳たちの高邁な理想と程遠く、チームは相変わらず低迷を続ける。
ファンの心はささくれ立つ。
新球団の監督は、中畑清。
球団OBでもある工藤公康との交渉が決裂し、絶好調男に白羽の矢が立つ。
「外れ1位みたいで悪いんだけど」
ジャイアンツの先輩でもあり、新任GMの高田繁は中畑にこう語りかけ、初代監督が決定。
「負け犬根性が染み付いたチームを変えたい。それを打ち破るムードを持っているのは彼だった」
2009年ドラフト1位で横浜高校から入団。
ルーキーイヤーにはファームで本塁打と打点の二冠王。
ぶっちぎりの最下位で迎えたシーズン最終盤に一軍昇格。
ホーム最終戦で、タイガース黄金のJFKの一角 久保田智之から、プロ入り初ホームラン。
どん底の暗闇の中、ファンは希望の光を見た。
そんな彼を、中畑は手塩にかけて育成する。
彼もその思いに応えて、才能の芽をぐんぐん伸ばしていく。
2015年にはキャプテンに就任。そして、不動の四番打者となる。
ハマのキャプテン。
侍の主砲。
日本の四番打者。
日本中の野球少年が憧れる存在にまで登りつめた。
2017年。
レギュラーシーズン3位でありながら、クライマックスシリーズを勝ち抜き、19年ぶりの日本シリーズ進出を果たす。
大熱戦の末、絶対王者にして巨大戦力のホークスに一敗地に塗れる。
だが、彼は冷静だった。
「まだ何も成し遂げていない。勘違いしてはいけない」
優勝しかない!
こう決意し、挑んだ2018年シーズン。
相次ぐ故障者を抱えながら、首位を快走した春の陣。
劇的な勝利もありながら、最下位にまで沈んだ記録的猛暑の夏。
そして、反撃の秋。
まさかまさかの反転攻勢で、ポストシーズンまで、あと一歩の所まで辿り着いた。
だが、僅かの差で夢は叶わなかった。
「今年優勝を目指して戦うのはもちろんのこと、来年も再来年も、常に優勝争いをする常勝チームになれるように。そのために戦っていこう」
7年ぶりの本拠地開幕戦のダグアウトで、彼はチームメイトに語りかけた。
この結果の重みを、誰よりもわかっている。
この成績の屈辱を、誰よりも噛み締めている。
今日からが、新たなスタート。
今一度、横浜の時代を築く戦いを。
選手も、スタッフも、ファンも、皆、ファミリーだから。
横浜の空高く
ホームランかっ飛ばせ 筒香
さぁ 打て 筒香
飛ばせ 空の彼方
横浜に輝く大砲
かっ飛ばせ ホームラン
GO GO TSUTSUGOH!
横浜DeNAベイスターズ。
背番号25。
筒香嘉智。
VAMOS A SEGUIR ADELANTE!
前に、前に、積極的に行こう!
VICTORY is within US.
【ブログを読んでくださる皆様】
今シーズン、本当にありがとうございましたm(_ _)m
シーズンは終わってしまいましたが、気が向いたらまた投稿します(^ω^)
今後とも、どうぞよろしくお願い致します\(^^)/
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