VAMOS A SEGUIR ADELANTE! #25
2019/04/07(日) 横浜スタジアム
ベイスターズ 5-1 ジャイアンツ
勝 井納
負 畠
球団創設70周年の春。
通算4000勝を鮮やかな試合展開で達成。
春光まぶしき超満員の横浜スタジアム。
3万人を越える鯨の遺伝子と熱き星たちは、歓喜の雄叫びを上げた。
その中心にいるのは紛れもなくこの男。
この日も鮮やかなタイムリーヒットで、チームを勝利に導いた。
1991年11月26日生まれ。
和歌山県橋本市出身の27歳。
小学2年生から野球を始めた彼は、1998年夏に人生を決定づける出会いがあった。
横浜高校の松坂大輔。
日本中が熱狂したその活躍を目にした少年は、横浜高校への進学を決意。
横浜高校では1年生から4番打者。
2年夏の甲子園では、1学年先輩の倉本寿彦らと共にベスト4。
2009年ドラフト1位でベイスターズが指名。
花巻東高校の菊池雄星に指名が集中したドラフト。
「彼は横浜の宝だ。絶対にウチが獲得する」
社長就任直後の故加地隆雄氏の決断で、一本釣りに成功。
球団は左の強打者の称号背番号55を彼に与える。
「僕の憧れは、横浜高校の先輩の鈴木尚典さんです。できれば、背番号51がよかったな」
当時から大物ぶりを発揮していた。
その鈴木尚典二軍コーチの指導で、ファームで本塁打と打点の二冠王。
シーズン最終盤に一軍に昇格。
横浜スタジアムで、タイガースJFKの一角・久保田智之からプロ第1号ホームランを放つ。
暗闇に彷徨い、出口の見えないトンネルにハマり、最下位に喘ぐチームの希望の光となった。
2012年。
新球団横浜DeNAベイスターズ誕生時に、伝統の背番号25を継承。
2014年に外野手に転向し、レギュラー定着。
2015年にはキャプテンに就任。
このオフには侍ジャパン代表。
ドミニカ共和国のウインターリーグへの出場。
2016年、2017年のポストシーズン進出の大黒柱として、戦い抜いた。
ベイスターズが本気で優勝を目指せるチームになったのは、彼の存在抜きには有り得なかった。
彼の闘いは、グラウンドの中だけではない。
野球を愛する少年たちが、より良き環境で練習に臨み、試合に出場できるよう提言を発表し、著書を出版し、具体的な取り組みをしている。
日本代表の現役の四番打者がここまで考えて実行する。
誰もが成し得なかった闘いの舞台に彼は立っている。
そして、今目指すは21年振りの栄冠。
今日もハマスタのフィールドに、我らのキャプテンは一番に飛び出していく。
横浜の空高く
ホームランかっ飛ばせ 筒香
さぁ 打て 筒香
飛ばせ 空の彼方
横浜に輝く大砲
かっ飛ばせ ホームラン
GO GO TSUTSUGOH!
横浜DeNAベイスターズ。
背番号25。
筒香嘉智。
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前に、前に、積極的に行こう!
Go Beyond the Limit.
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