大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

人は、言葉と生きていく。 #9

2019/06/20(木) 横浜スタジアム
ベイスターズ 4-8 ファイターズ
勝 井口 和朋 1勝0敗
負 エドウィン・エスコバー 2勝2敗


2019/06/21(金) 横浜スタジアム
ベイスターズ 3x-2 イーグルス
勝 エドウィン・エスコバー 3勝2敗
負 アラン・ブセニッツ1勝1敗


人は、言葉と生きていく。


ちょっとした一言が、人を救うことがある。


何気ない声かけが、思いもかけない力を呼び覚ますことがある。


ファイターズ相手のシーソーゲームを落とし迎えた交流戦最終3連戦。


パ・リーグ首位を快走する楽天イーグルスをハマスタに迎えて、決戦の火蓋は切られた。


防御率リーグトップの今永昇太の先発で、プレイボール。


神里和毅の先頭打者ホームランで、まずは先手を取る。


力投を続けるエース左腕のために追加点が欲しい中盤。


またもや、あの「魔法の言葉」がチームを変える。


「ロペス、おまえほどの選手がそんなに悩むのか。大丈夫だ」


チームの精神的支柱にして「上司にしたい外国人選手No.1」のホセ・ロペスが、田代富雄チーフ打撃コーチの励ましに応えて、ライトへのホームラン。


同点で迎えた9回表には、前夜の敗戦投手エドウィン・エスコバー。


圧巻の三者凡退で、ハマスタの雰囲気は最高潮になる。


「横浜スタジアムのお客様は、野球のツボみたいなものを良くわかっていらっしゃる。『ここぞ』というときの声援は間違いなく12球団一です。味方としてこんな有り難かったことはなかったし、敵としてこんなに嫌なものはなかった」(佐伯貴弘)


9回裏2死2塁。


打席に向かうは、一昨日のヒーロー。


相対するはイーグルスの豪腕セットアッパー アラン・ブセニッツ。


今宵の「オバQの魔法の言葉」は、シンプルだった。


「回ってきたら頼む」


投球ごとにバットを小さく握り直し、しぶとく振り抜いた打球はライトへのタイムリーツーベース!


大歓喜の幕切れとなった。


蒼き光が包み込む幻想的な横浜スタジアム。


「びっくりです。球場がそういう雰囲気にしてくれた」
連夜のお立ち台に、背番号9は心の底から感謝の言葉を語った。


この日、球団最速で観客動員数100万人突破を果たした、10人目のスタメンにして26人目のベンチ入り選手でもある「熱き星たち」の声援があったればこその勝利。


「僅差の試合を勝てていることがチームの自信になっている。あと2試合勝てるように頑張りたい」


チーム5年振りの交流戦勝ち越しを決めたヒーローは、歓喜の中でも冷静だった。


横浜の熱い夏が始まった。


誰も見たことのないドラマを見逃すな!


敵は すぐ目の前だ
大いなる 闘志燃やせ
響け 和の魂
輝ける 未来へ


かっとばせ!ヤマト!


横浜DeNAベイスターズ。
背番号9。
大和。


BE THANKFUL FOR EVERY NEW DAY.
野球ができる環境を作ってくれる周りに感謝。


Go Beyond the Limit.