大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

一生残る、一瞬のために。 #14

2019/08/30(金) MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島
ベイスターズ 6-4 カープ
勝 藤岡好明 1勝0敗
S 山﨑康晃 3勝2敗29S
負 遠藤淳志 1勝1敗1S


その出番は8回裏の大ピンチだった。


最小失点でカープの反撃を食い止めたのは、故郷広島に凱旋した左腕だった。


かつてはエースと呼ばれた。


2016年5月には、ホエールズ時代も含めて球団初の左腕投手の月間MVPも獲得。


2017年、18年と2年連続開幕投手も務めた。


だが、今期はファームスタート。


一軍に復帰した時の彼の職場は、中継ぎだった。


その新たな職場で圧倒的な結果を残し、後半戦からはローテーションの一角に戻ってきた。


試合をつくり、首位ジャイアンツを猛追する立役者となった。


だが、またもやリリーフに再転向した。


「チームのためなら何でもやる」


一昨年の首位打者 宮崎敏郎の穴は、キャプテンの筒香嘉智が見事に埋めている。


ブルペン陣も連日連夜のフル回転。


故障者が相次ぐ中、皆が一致団結している。


背番号14も、そのど真ん中で結果を出し続けている。


「自分のことより先に、まずピッチャー陣をまとめようとしてくれる。それは健大にしかできないこと」
共ににチームをまとめるキャプテンの信頼も厚い、頼れる選手会長だ。


リーグ3連覇中のカープとの3連戦。


士気を高める映像も全員で観賞した。キャプテン筒香、選手会長の彼、そして扇の要 嶺井博希らの依頼で映像スタッフが作成。


悪夢の10連敗。
その後の快進撃。
そして、選手たちの子供時代の写真も使用。


「子供の頃から、ここに立ちたい気持ちでやってきた」との思いが込められている。


キャプテンが最も大事と語る9月の戦いの直前。


今一度、横浜の戦士たちが立ち上がった。


「3点差があったし、単打でつながれるのを避けたかった。みんなが粘って、いい試合ができて、勝ち切れている」


先発であれ、中継ぎであれ、今一番頼りになるのが「左腕カルテット」の長男だ。


どこまでも勝ち進んでいこう!


優勝するのは、ベイスターズだ!


左腕がうなれば
狙いははずさない
ピンポイントの技
攻めて攻めろ 健大


横浜DeNAベイスターズ。
背番号14。
石田健大。


GRATITUDE.
ファン、家族、環境、すべてのものに感謝。


一生残る、一瞬のために。


I☆YOKOHAMA!