大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

心をひとつに。 BECAUSE WE ARE FAMILY. #44

2020年6月19日(金)
横浜スタジアム
ベイスターズ 1-5 カープ
勝 大瀬良大地 1勝0敗
負 今永昇太 0勝1敗



「本当に僕でいいのかな、と思いました」


筒香嘉智の後任として、背番号44がキャプテンに任命された。


1994年11月28日生まれ。
岡山県岡山市出身の25歳。
広陵高校から明治大学を経て、2016年ドラフト9位で入団。


打者としての評価は高かったが、一塁手であることから指名する球団はなかった。
セントラルリーグの最終指名選手として、ベイスターズのユニフォームに袖を通すことになる。


転機は昨シーズン。
代打の切り札として大ブレイク。
終盤には四番に座ることもあった。
だが、まだレギュラーを勝ち取ったわけではなかった。


「今は腹をくくりました。僕は筒香さんじゃない。自分らしくやるしかない」


決意して挑むはずだった2020年ペナントレース。
世界を襲った新型コロナウィルスにより、開幕が延期される。


家から出ることができない。
人と直接会うことができない。
様々なスポーツやイベントが中止や延期を強いられた。


医療の最前線で働く方々。
エッセンシャルワーカーの方々。
そして老若男女すべての人々の見えない敵との戦いで、非常事態宣言が解除。


3か月遅れの「球春」を迎えることができた。


ファンは選手の姿に勇気をもらってきた。
選手たちもファンの声援で力を得てきた。


直接スタジアムに行くことはできない。
だが、心と心は繋がっている。


開幕の日が決まった。
選手たちは新キャプテンを中心に語り合った。


そして、新たなスローガンを決めて戦いの火ぶたは切られた。


ホセ・ロペスのレフトへの力強いホームラン。
今永昇太の粘りのピッチング。
平田真吾の生まれ変わったようなマウンドさばき。
ネフタリ・ソトの驚異の粘り。


皆の力が一つになって、雨の中最後の最後まで戦い抜いた。
そして新キャプテンにも、待望の初ヒットが生まれた。


今日は、敗れた。
だが、また明日戦う。


栄光のチャンピオンフラッグを目指して、戦いが始まった。


蒼き戦士の闘志
果敢に突き進め
ハマの空に弧を描け
進め Shiny Road
かっとばせ!恵太!


横浜DeNAベイスターズ。
背番号44。
佐野恵太。


CONCENTRATE ON EVERYTHING AND EXERT MYSELF TO THE UTMOST.
精神を集中させ努力すれば出来ない事はない。 どんな壁にぶつかっても努力をして乗り越えたい。


心をひとつに。
BECAUSE WE ARE FAMILY.