大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

夢描け鮮やかに 空高く #51

2020年6月20日(土)
横浜スタジアム
ベイスターズ 5-10 カープ
勝 中﨑翔太 1勝0敗
負 三嶋一輝 0勝1敗


2020年6月21日(日)
横浜スタジアム
ベイスターズ 2x-1 カープ
勝 スペンサー・パットン 1勝0敗
負 テイラー・スコット 0勝1敗


待ちに待ったプロ野球の開幕。
野球を見られる喜びの先には、連続逆転負けという悔しい現実があった。


捲土重来を期した3戦目。


プロ7年目にして初の開幕ローテーションを掴んだ平良拳太郎。
相対するはカープのゴールデンルーキー森下暢仁。


対照的な右腕の対決は、最少得点差のまま終盤戦へ。


開幕戦で1回3失点の国吉佑樹は、堂々の2イニングパーフェクトピッチング。


9回にはハマの将軍 スペンサー・パットン。
「あの出来事のまま終わりたくない。必ず取り戻す」
並々ならぬ決意は圧巻のピッチングを生む。


ブルペン陣の力投が、最終回の攻撃につながっていく。


初戦の最終回で17球の粘りを見せた、2年連続ホームラン王のネフタリ・ソト。
ハマの新キャプテン 佐野恵太。
頼れるチャモさん ホセ・ロペス。


横浜が誇る新クリーンナップの怒涛の攻撃で、ノーアウト満塁の大チャンス。
打席には、背番号51が向かった。


1988年12月12日生まれ。
佐賀県唐津市出身の31歳。
厳木高校、日本文理大学、セガサミーを経て、2012年ドラフト6位で入団。


転機は2017年。
サードのレギュラーを獲得。
オールスターに初出場。
チームのクライマックスシリーズ突破、そして日本シリーズ進出の大原動力となる。
首位打者を獲得し、一気に球団の看板選手となった。


シーズンオフのファンフェスティバルでは、ニックネームでもある「くまのプーさん」のコスプレで登場。


選手、スタッフ、ファンから心から愛され慕われている。
横浜には欠かせない存在だ。


「ストライクゾーンに来たらいく」
迷いなく降りぬいた打球は右中間へ一直線。
鮮やかな逆転サヨナラヒットとなった。


最終回に4連打でサヨナラ勝ちしたのは、2017年8月22日以来3年ぶり。
筒香嘉智、ホセ・ロペスに続く3者連続ホームラン。


あの日も、カープ戦だった。
あの日も、背番号51が決着をつけた。
あの日から、横浜の奇跡の物語が始まったのだ。


そして、この日も横浜に覆った暗雲を吹き払う一撃を放った。


グラウンドの中心には、歓喜の輪が広がる。
抱き合うことはできない。
だが、最高の笑顔で歓喜のエールを交わす選手たち。


バックスクリーンには、オンラインハマスタのファンの姿。
大歓声が確実にハマの夕空に轟いた。


「モニター越しに喜んでもらえたんじゃないかと思います」


少し距離が離れていても、確実に声援は届いている。
直接会うことはできなくても、心はつながっている。


横浜の少し早い夏が始まった。
横浜の熱い季節が始まった。


頂点目指して、一気に駆け抜けよう!


さあ振り抜け宮﨑
気迫あふれるパワーで
夢描け鮮やかに
空高く


横浜DeNAベイスターズ。
背番号51。
宮﨑敏郎。


ALL THE BEST!!
成功を願って!!


心をひとつに。
BECAUSE WE ARE FAMILY.