大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

もう一段上のレベルへ #92

2020年8月10日(月)

横浜スタジアム

ベイスターズ 6-4 タイガース

勝 国吉佑樹 2勝1敗

S 三嶋一輝 0勝1敗6S

負 岩貞祐太 2勝2敗


真夏の9連戦。

猛暑の中、先発ローテーション谷間の月曜日のナイター。


「もう一段上のレベルへ行きたい」

自身もリリーフ一筋でブルペンを守ってきた木塚敦志コーチに、リリーバーたちは語っていたという。


5年ぶりの先発マウンドには、武藤祐太。

一昨年のオフにドラゴンズを自由契約となり、ベイスターズにやってきた。


開幕前の「自粛期間」に11kgの減量に成功。

シャープな体になって球の切れが増した。


3回1失点で「オープナー」の役目を見事に果たし、バトンは196cm右腕に繋がれた。


1991年9月24日生まれ。

大阪府枚方市出身の28歳。


熊本県の秀岳館高校から、2009年育成ドラフト1位で入団。

同期には筒香嘉智がいる。


2011年のシーズン途中に支配下契約となり、一軍デビュー。

先発ローテーションに定着し、大きな期待を寄せられた。


「遂に現れたハマのスーパースター候補」


新球団DeNAベイスターズの本拠地開幕戦の先発投手に大抜擢された。


9月7日のカープ戦では、育成出身投手としてセ・リーグ初の完封勝利。


「また何度もしますから」


ウイニングボールは、スタンドに放り込んでしまった。

この年は4勝12敗。


その後も度々チャンスを与えられてきた。

そのチャンスを生かし切れてきたとは言い難い。


2018年にはオフ返上で今永昇太らとともにオーストラリアン・ベースボールリーグへ。


2019年のオープン戦から、その成果を発揮する。


横浜スタジアムのオープン戦で、球速160kmを記録。


満員のスタジアムから大歓声が起こる。


それは、彼の覚醒を待ちに待った熱き星たちの心からの叫びだった。


シーズンを通して、貴重なリリーバーとして活躍。

豪速球を武器に、チームの2位浮上に大きく貢献した。


今シーズンは、名字にちなんで背番号92に変更。


あらゆる場面でマウンドに立ってきた。


この日は、2番手で登板。

4回表を三者凡退で片付け、裏の攻撃ではチャンスで打席へ。


初球を狙い打ちし、鮮やかな2点タイムリー2ベースヒット。

7年ぶりの打点も記録した。


右腕は11年目にしてまだまだ発展途上。


「勝ちゲームだとブルペンの一体感も出る。今日の1勝は、これからのシーズンに向けて意味があったと思います」


右腕は貴重なブルペンの一員として、優勝を目指して走り抜く。


横浜の熱い夏が続いていく。


たたかうぞ

闘志みなぎらせて

勝利の海

行くぞベイスターズ


横浜DeNAベイスターズ。

背番号92。

国吉佑樹。


WORK'LL WIN WHEN WISHING WON'T

願いが叶わないとき、勝利を勝ち取るのは努力だ。


心をひとつに。

BECAUSE WE ARE FAMILY.