I BELIEVE IN MYSELF. #52
2020年8月27日(木)
横浜スタジアム
ベイスターズ 3-2 カープ
勝 井納翔一 5勝3敗
S 三嶋一輝 1勝1敗8S
負 クリス・ジョンソン 0勝6敗
「前から必ず、将来四番になるポテンシャルがあると言ってきた。あれだけのパワーがあれば、どのチームでもレギュラーになれるものを持っている」
期待の強打者が指揮官の期待に応え、勝利をたぐり寄せた。
1998年8月4日生まれ。
神奈川県厚木市出身の22歳。
茨城県の明秀学園日立高校から、2016年ドラフト5位で入団。
ルーキーイヤーからファームで頭角を現す。
10本塁打、33打点を記録。
チームが2年連続のクライマックスシリーズ進出を決めた後に、初の一軍昇格を果たす。
2017年10月3日。
横浜スタジアム。
5番・右翼手として初出場初スタメン。
1回裏2死1・3塁。
力強く振り抜いた打球は、バックスクリーンへ一直線。
公式戦初安打、初本塁打、初打点、初得点。
高卒新人選手ではチーム史上初。
日本プロ野球史上でも6人目。
クリーンアップでの記録も史上初。
翌日の試合でもホームランを放ち、これまた史上初。
ど派手なデビューを飾った。
「筒香さんのような打者になりたい」
ヒーローインタビューで力強く抱負を語った若干19歳のルーキーは、CS、日本シリーズでもヒットを放った。
ハマの超新星誕生! と誰もが胸を躍らせた。
期待された翌年はファームスタート。
秋に一軍昇格も、翌シーズンも、チャンスをものにすることが出来なかった。
大きな期待はかけられていた。
看板選手の証の一つ、個人の応援歌も作成された。
優勝を本気で争うチームの野手陣レギュラー争いに絡みきれず、今年もファームスタート。
四番に座り、腕を磨き、力を蓄え、チャンスをうかがってきた。
そして、横須賀で流した汗と努力が実る時が来た。
今シーズン初の一軍昇格後、即スタメン。
1点ビハインドで迎えた4回裏。
カープ先発クリス・ジョンソンのチェンジアップを鋭く捕らえ、火の出るようなセンター前ヒット。
プロ初盗塁も記録し、先発井納翔一の逆転打に繋げていった。
そして、5回裏の打席では9球粘ってフォアボール。
「佐野と彼が出てくれたらうちはずっとAクラスを狙える」とは、田代富雄チーフ打撃コーチの期待の言葉。
それが現実のものになりつつある。
ハマの大砲が開花する時が、遂にやってきた。
筒香嘉智も、デビューの年の最終戦でプロ初ホームランを記録した後は、プロの壁に苦しんだ。
だが、その壁を乗り越えてハマの主砲になり、日本の四番になり、メジャーへ旅立っていった。
「必ず結果を出すという強い気持ちで試合に臨んだ」
まずは一つ結果を出した。
本当の戦いはこれからだ。
背番号52の時代がやってくる。
必ず、やってくる。
横浜の熱い夏が続いていく。
栄光の頂きへ、一気に駆け抜けよう!
港に現る新星
若きスラッガー セイヤ!
勝利の一撃たたきこめ
自分を信じて突き進め
横浜DeNAベイスターズ。
背番号52。
細川成也。
I BELIEVE IN MYSELF.
自信を持ってプレイできるように。
心をひとつに。
BECAUSE WE ARE FAMILY.
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