大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

帰ってきた青い目の侍 #45

2021年5月3日(月)
バンテリンドーム ナゴヤ
ベイスターズ 2-1 ドラゴンズ
勝 マイケル・ピープルズ 1勝0敗
S 三嶋一輝 0勝2敗5S
負 梅津晃大 0勝1敗


青い目の侍が帰ってきた。


昨年苦杯をなめ続けたドラゴンズ戦。
鬼門の名古屋も、何するものぞ。


196cm右腕が、恐竜打線を涼しい顔でねじ伏せていく。


6回。
打者22人。
92球。
被安打4。
無四球にして無失点の快投。


余力を残して、盤石のリリーフ陣にバトンをつないだ。


1991年9月5日生まれ。
アメリカ合衆国テキサス州出身の29歳。


メジャー経験こそないが、2019年シーズンは3Aで10勝を記録。
2020年、憧れの日本の土を踏んだ。


外国人登録枠の関係から一軍とファームを行き来する中、本領発揮とはならなかった。


今シーズンも、新型コロナウィルスの影響で来日が遅れた。


ファームでも結果は残せなかったが、プロは一軍での勝利が全て。


今季初登板で、鮮やかな初勝利。
先発投手陣が早い回で降板する展開が続く中、チームの救世主となった。


「とにかくチームに勝つチャンスを与えられるような投球をしようと思っていた」


来日できない間は、打撃投手を務めて実戦勘を保つなど難しい環境で努力を重ねてきた。


左腕には「武」のタトゥー。


愛読書は新渡戸稲造の「武士道」。


「自分が思っていた以上に日本の文化が染みついていた」


チームメイトも、そして、心の底から声援を送る我らファンも、その勇姿を待っていた。


「ドームなので雨の心配はするな」


ともに雨男の指揮官からはジョークでマウンドに送り出されていた。
その期待に、十分すぎるぐらいに応えてみせた。


反転攻勢が始まった。


ここからが、横浜の季節。


新たなドラマが、幕を開けた。


星空に響け 激しく
魂がうねる音
闘え Warriors
俺達は生きる
勝利の女神 抱くため
情熱の火よ
我が道を照らせ
Wow wow wow BAYSTARS
勇者の遺伝子(DeNA)


横浜DeNAベイスターズ。
背番号45。
マイケル・ピープルズ。


Better to be a dead lion than a living dog
日本で活躍するために、死ぬ気で戦う。


I☆YOKOHAMA
今こそ、横浜一心。