2018/05/12(土) 横浜スタジアム
5/12
B5-6S(延長11回)
勝 松岡
負 砂田
取って取られてのシーソーゲームは、両チームのブルペン陣の力投により延長戦に。
あってはならないミスが引き金となり、悔しい敗戦。
ガルフェスに詰めかけたファンの声援はため息に変わった。
「ハマスタのお客さんはね、野球のツボみたいなものを良くわかっていらっしゃるですよ。だから、どこの球場よりも声援がすごい。応援でスタジアムの雰囲気が変わってしまう。そんな球場はここだけです。選手としてはこんな有難かったことはないし、敵として戦う時は本当に嫌だった」
ベイスターズOBの佐伯貴弘は、過日解説席でしみじみと語った。
4回裏の逆転劇はまさにその姿だ。
「この光景。満員のスタジアム。今の選手達が本当に羨ましい。選手の活躍もそうですが、球団の皆さんの努力のお陰です。僕らが現役の時も球団の方々は本当に努力して下さった。でも僕らがそれに応えられなかった」
佐伯貴弘だけではない。
ホエールズ、ベイスターズのOBは異口同音に語る。
だからこそ、この苦境を脱してまずは勝たねばならない。
それに必要なのは燃えるようなガッツと、相手を上回る執念だ。
延長11回裏。
彼は代打で打席に立った。
不動のリードオフマンとして背番号1を与えられた今シーズン。
不調により、現時点ではレギュラーを失っている。
だが彼は下を向いていない。
ベンチにあっては常に笑顔。
大きな声でチームメイトを鼓舞し続ける。
この日もフォアボールで出塁。
ツーアウトからは果敢なヘッドスライディングで盗塁に成功。
スタジアムの空気は一変する。
このガッツ。
この気迫。
この心意気。
これこそが、今のベイスターズに一番必要なものだ。
これがあれば、必ず結果はついてくる。
今だクワ喰らいつけ
燃えろガッツマン
突っ走れどこまでも
勝利を呼ぶ男
横浜DeNAベイスターズ。
背番号1。
桑原将志。
何があっても下を向くな。
勝利を目指して駆け抜けろ。
VICTORY is WITHIN US.
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