大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

夢を運ぶひと振り #23

021年6月20日(日)
東京ドーム
ベイスターズ 10-8 カープ
勝 砂田毅樹 1勝1敗
負 大道温貴 2勝1敗


東京ドームがが青く染まる。
一塁側からグラウンドに選手たちが駆け抜けていく。
白いユニフォームがビッグエッグに躍動する。


その主役は、ハマの新たな4番。
頼れる背番号23だ。


来日初のグラウンドスラムが、オリンピックイヤーならではの変則ポームゲームの初勝利を呼び寄せた。


1991年9月6日生まれ。
アメリカ合衆国ジョージア州出身の29歳。
ヤンキースなどで活躍し、2020年からベイスターズの一員となった。


圧倒的な打撃力。
守備でもハッスルプレイを連発。
6月1日のホークス戦では盗塁も決めた。


「打順はどこでもいい。チームの勝利のために全力を尽くすだけだ」


彼の人生の転機は17歳の時。
精巣ガンに襲われる。


しかし、激痛を抱えて1週間。
がんだと発覚して1週間以内に手術。
術後1週間ほどの抜糸したてで野球の試合に出ていた。


妻のステファニーさんとは、この頃からの間柄。
コロナ禍で来日できていないが、愛妻の存在が彼を支えている。


ハマの背番号23と言えば、ロバート・ローズ。
1993年の横浜ベイスターズ誕生イヤーから8年間にわたって活躍。
圧倒的な勝負強さで、マシンガン打線の4番を担い、1998年日本一の立役者となった。


右の強打者にして、全力プレイでチームを牽引する姿は、時代を超えて共鳴し合う。


「マウンドの投手を助けたいんだ」


コロナ禍で来日が遅れてしまった。だが、彼が合流してからチームは生き返った。


「勝利に貢献できる打撃ができて非常にうれしいよ」


反転攻勢の要は、背番号23。
我らのTAが横浜の熱い夏の主役となる。


夢を運ぶひと振り
君が刻むヒストリー
蒼く光る彗星
打てよタイラー・オースティン


GO!GO! TA!


横浜DeNAベイスターズ。
背番号23。
タイラー・オースティン。


LEAVE NO DOUBT.
正真正銘。誰に何を言われようと、努力を続け自分の才能を証明する。


I☆YOKOHAMA
今こそ、横浜一心。