勝利の海 行くぞベイスターズ #17
2021年7月14日(水)
阪神甲子園球場
ベイスターズ 4-3 タイガース
勝 今永昇太 3勝2敗
S 三嶋一輝 1勝4敗16S
負 ジョー・ガンケル 6勝1敗
やられたら、やり返せ!
そのチャンスは、すぐにやってきた。
仲間が必死になって、その舞台を作り上げた。
「前の打者を何とかカバーしたいと思って打席に入った」
2回表、桑原将志の先制タイムリーヒットで試合の主導権を握った。
「セ・リーグは打撃もおまけじゃないので、打てば点になることもある。いつも打撃投手をしてくださる木塚投手コーチ、川村投手コーチのおかげ」
4回表は、今永昇太のタイムリーで追加点。6回表にもヒットを放ちマルチ安打。
投げては7回1失点10奪三振の快投。
「先頭だったので出塁するため積極的にいった結果、最高の結果となりよかったです。好投していた昇太を援護できうれしいです」
8回表に、宮﨑敏郎の技ありのホームランも飛び出した。
8回裏の大ピンチには、山﨑康晃を砂田毅樹がリリーフ。
佐藤輝明を空振り三振に切って取った。
そして9回裏、満を持してハマの守護神がマウンドに向かった。
甲子園に歓声が沸き上がる。
一昨日の再現を期待しての、タイガースファンからのものだった。
「おまえ、ファンが増えたな」
キャッチャー伊藤光のジョークで、余計な力がぬけていく。
「なかなか寝れなくて悔しかった。同じチームに早くやり返さないといけない」
フォアボールを1つ献上したものの、圧巻の無失点投球。
いの一番に伊藤がマウンドに駆け寄り「ヒカルのハグ」。
ナインもすぐさま集まり、笑顔の花が咲いた。
一致団結して、もぎ取った勝利の証だ。
「こういう状況で回してくれたチームメートに感謝したい」
緊急事態宣言が繰り返される中、異例づくめのシーズンの前半戦が終わった。
借金はまだまだある。
だが、誰もまだあきらめていない。
しばしの中断の後、猛暑の中のリーグ戦再開に向けて。
反転攻勢のドラマが始まっていく。
横浜の9回には、背番号17がいる。
たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ
横浜DeNAベイスターズ。
背番号17。
三嶋一輝。
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どんな時も堂々と、自分らしく。
I☆YOKOHAMA
今こそ、横浜一心。
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