大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

数え切れぬ「熱き星たち」の熱と力が記された再建録。【読書記録】ベイスターズ再建録

1998年10月26日。
日本シリーズ第6戦。


横浜ベイスターズ、38年ぶりの日本一。


横浜スタジアムが熱狂した。
横浜の街が、歓喜に包まれた。
日本中に、名声が轟いた。


だが、ベイスターズの時代は続かなかった。


主力選手が、一人抜け、二人抜け。


数年後には、最下位の常連になってしまった。


そして、2011年オフ。
球団は身売りを発表。


買収先は、新興IT企業DeNA。


ファンの心はささくれだった。


「外れ一位みたいで申し訳ないけれど」


当初の監督候補との交渉が決裂し、初代監督に指名されたのは中畑清。


絶好調男の最初の仕事は、選手や球団職員と大きな声であいさつをしあうところから始まった。


閑古鳥が鳴いたスタジアムに、少しづつファンが戻ってきた。


筒香嘉智。
宮﨑敏郎。
山﨑康晃。
今永昇太。
そして、佐野恵太。


球団生え抜きの選手が、台頭し始めた。


2016年には、12球団最後のクライマックスシリーズ進出。
2017年には、日本シリーズ進出も果たす。


2020年オフには、ハマの番長・三浦大輔が監督に就任。


DeNA球団10年目のシーズンは、「横浜一心」をスローガンに船出をしたが、チームは最下位に沈んだ。 


この10年間。
監督。コーチ。フロント。球団職員。そして、老若男女のファン。


数え切れぬ「熱き星たち」の熱と力が記された再建録。


2022年3月25日。
横浜スタジアム。


新たなシーズンが幕を開ける。


「横浜反撃」


栄光への戦いが始まる。