大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

GRATITUDE #14

2022年3月30日(水)
バンデリンドーム ナゴヤ
ベイスターズ 7-6 ドラゴンズ


勝 石田健大 1勝0敗
S 山﨑康晃 0勝1敗1S
負 髙橋宏斗 0勝1敗


左腕が唸る。
直球が決まる。
変化球が冴え渡る。


美しい投球フォームから、変幻自在の投球が繰り広げられる。


7回を97球で投げきった。
被安打4、2失点、無四球の快投。


打者としても、タイムリーヒットに得点に繋がる犠打。
この貴重な得点が、最後までもつれたゲームの決定打となった。


先発投手としては、956日ぶりの勝利。
背番号14の笑顔が、名古屋に輝いた。


「本当に緊張しました。苦しい時もたくさんありましたし、その中でもしっかり自分が負けずに前を向いてやってきたことがしっかり出せました」


平坦な道のりではなかった。


プロ2年目の2016年シーズンからローテーション投手として活躍。
左腕投手では球団史上初の月間MVPも獲得。
2年連続の開幕投手も務めた。


彼の活躍に覚醒されるように、サウスポーが台頭していく。


2015年ドラフト1位、今永昇太。
2016年ドラフト1位、濵口遥大。
2017年ドラフト1位、東克樹。
2019年ドラフト2位、坂本裕哉。


球団創設から、左腕不足に泣き続けたチームの宿命すら、彼の活躍が克服してしまった。
横浜が誇るサウスポー・クインテットの長男が彼だ。


その後、リリーフへの配置転換も経験。
先発投手としての思いも抱えながら、チームの勝利のために左腕を振り続けた。


結果を残せず悔しいシーズンを送った昨年。
自身と向き合いながら、捲土重来を期した。


今シーズン、オープン戦から結果を残し、開幕ローテーションに返り咲いた。


彼の降板後、リリーフ陣が打ち込まれ僅差に。
「頼れる方ばかりなので、絶対大丈夫という気持ちを持っていました」


昨年までともに闘った、ブルペン陣への心遣いと信頼の言葉。
長いシーズンで、細やかなその心こそ大きな力となろう。


試練を乗り越えてきた左腕に、かかる期待は大きい。


頼れる左腕が、横浜反撃の旗手となる。


左腕がうなれば
狙いははずさない
ピンポイントの技
攻めて攻めろ 健大


横浜DeNAベイスターズ。
背番号14。
石田健大。


GRATITUDE
ファン、家族、環境、すべてのものに感謝。


横浜反撃
I☆YOKOHAMA