大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

「生涯横浜」を誓った男 #51

2022年8月3日(水)
横浜スタジアム
ベイスターズ 6x-5 カープ
(延長11回)


勝 平田真吾 3勝2敗
負 藤井黎來 0勝1敗


何かが起こる真夏のハマスタ・カープ戦。


試合時間4時間10分。


両チームが全力をを尽くしての大激闘に決着をつけたのは、背番号51だった。


『YOKOHAMA STAR☆NIGHT』
「一人ひとりが星のように輝いてチームも街も元気になる」をコンセプトに、DeNA球団創設初年度から行われてきた真夏の一大イベント。


延長11回裏。
1アウト満塁。


打球は鮮やかに右中間へ。


勝利の瞬間、決勝打を放ち二塁上に到達した彼を目がけて、選手たちがグラウンドに駆けていく。


スタジアムに笑顔が溢れる。
歓喜のうねりが広がっていく。


「最後僕が打ちましたけど、みんながヒーローだと思います。
 全員で勝ち取った勝利です!」


1988年12月12日生まれ。
佐賀県唐津市出身の33歳。


佐賀県立厳木高校、日本文理大学、セガサミーを経て、2012年ドラフト6位でベイスターズの一員となった。


「正直もって3年ぐらいだと思っていたんです。
 社会人出身で、同年代の選手がチームをどんどん去っていきましたし。
 次は自分かなと不安がどんどん増していった記憶がありますね」


2016年にサードのレギュラーに定着。
2011年オフの村田修一の移籍以来、定まることのなかったハマのホットコーナーを掴み取った。


2017年には首位打者を獲得。チームのクライマックスシリーズ突破、日本シリーズ進出の大原動力となった。


2021年に国内フリーエージェント権を獲得。


「(FA権を取得したその日に)三原代表と三浦監とお話しさせていただきました。
 お二人からは『残ってくれ』『一緒にやろう』と言っていただき、その言葉は本当にうれしかったですね」


2021年10月26日。
本拠地最終戦。
「グラウンドを仲間と一周したとき、ファンの方々の声援を受けて、やっぱりこのチーム、この仲間たちと高いところを目指したいと強く思い決断しました」


「生涯横浜」を、彼は誓った。


球団も破格の6年契約で、その思いに応えた。


「やっぱり優勝するならこのメンバーでという思いが強い。
 あと横浜の街もシンプルに好きですし、親しみやすく、ファンの方々も温かい。本当、いいところだと思います」


そして迎えた真夏の夜の祭典。
満員御礼のスタジアム。


「早く満員になったハマスタを、サードから眺めたい」


彼の願いが一つ叶った。


そして、まだ見ぬ栄光の頂へ。
闘いは続いていく。


さあ振り抜け宮﨑
気迫あふれるパワーで
夢描け鮮やかに
空高く


横浜DeNAベイスターズ。
背番号51。
宮﨑敏郎。


ALL THE BEST!!
成功を願って!!


横浜反撃。
I☆YOKOHAMA!