大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

LIVE FOR THE DAY #34

2022年8月17日(水)
横浜スタジアム
ベイスターズ 7-3 ジャイアンツ
勝 平田真吾 4勝2敗
負 赤星優志 3勝5敗


球団新記録を更新する本拠地13連勝。


勝利の歓喜に沸き立つハマスタの中心に立ったのは、ハマのブルペンを支え続けた苦労人だった。


「久々の登板だったので、しっかりバッターと勝負しようと思っていました」


穏やかな笑顔に、強いハートを感じさせる彼の人柄がスタジアムを包み込んだ。


1989年8月29日生まれ。
大洋ホエールズ発祥の地・山口県下関市出身の32歳。


「お金のことで親に迷惑をかけたくはなかった」


山口県立豊北高等学校から北九州市立大学へ進学。
大学4年生のシーズンで力を発揮し、野球を続けられることになった。


そしてHonda熊本から、2013年ドラフト2位で入団。
ルーキーイヤーから開幕一軍を勝ち取った。


2014年4月2日。
横浜スタジアム。
ジャイアンツ戦。


背番号34は、本拠地のマウンドにデビュー。


リードしていた8回に登板したが、1アウトしか取れずにノックアウト。


「いいボールを投げている。きっとチームの中心選手になりますよ」


球団OBの松原誠は期待を寄せていた。


だが、なかなか結果は出なかった。


勝ちゲーム。
敗戦処理。
同点の緊迫した場面で。


彼はマウンドに立ち続けた。


2019年シーズン終了後、大貫晋一らと共にオーストラリアン・ベースボールリーグへ派遣を志願。


その前年には、今永昇太、国吉佑樹らが派遣され、帰国後復活していた。
家族を日本に残し、年末年始もなく野球に取り組んだ。


2020年10月7日。
東京ドーム。
プロ7年目。
130試合目の登板。
2年ぶり2回目の先発マウンドで、プロ初勝利。


2021年9月29日。
明治神宮野球場。
プロ8年目にして初セーブを記録。


今シーズンもあらゆる場面で投げ続けてきた。


この日の舞台は6回表。
同点に追いついた直後のマウンド。


「ポランコ選手には前回ホームランを打たれているので、やり返してやろうと思っていました」


鮮やかなピッチングで、ジャイアンツ打線を三者凡退。


直後の6回表、ネフタリ・ソトの決勝ホームランを呼び込んだ。


後を継いだ入江大生、エドウィン・エスコバーもパーフェクトリリーフ。


「僕はたまたまですけど、入江とエスキーはいつも素晴らしいので、当然だなと思いました」


ブルペンでともに毎日戦い続ける仲間への信頼の言葉が頼もしい。


「大事な場面で投げさせてもらっていますので」


今シーズン4勝目。
キャリアハイの勝利にも、感謝の心を忘れない。


厳しい戦いが続く中、また一つドラマが刻まれた。


ベイスターズの暑い夏が続く。


熱き星たちすべてが主人公の闘い。


横浜スタジアムが、今、一番熱い。


たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ


横浜DeNAベイスターズ。
背番号34。
平田真吾。


LIVE FOR THE DAY
今日という日に後悔をしないように。


横浜反撃。
I☆YOKOHAMA!