大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

集中し、奮い立って戦う。力いっぱい努力する。 #59

2020年6月28日(日)
横浜スタジアム
ベイスターズ 9-1 タイガース
勝 平良拳太郎 1勝0敗
負 中田賢一 0勝1敗


プロ入り7年目で初めて掴んだ開幕ローテーションの座。


開幕第3戦に続く背番号59の粘投が、今日もチームに勝利をもたらした。


1995年7月12日生まれ。
沖縄県国頭郡出身の24歳。


北山高校から、2013年ドラフト5位でジャイアンツに入団。


ドラフト同期の左腕 田口麗斗とともに、将来は左右のエースになる逸材と期待された。


転機は突然やってきた。


2017年1月5日。
フリーエージェント移籍をした山口俊の人的保障選手として、ベイスターズへの移籍が発表される。


その年の5月には、移籍後初登板初先発でプロ初勝利を記録。
チャンスを掴み、先発投手として一軍に定着していく。


2019年クライマックスシリーズ1stステージ第3戦に先発。
あの日以来のタイガース戦。


6年連続負け越し。
昨年の本拠地開催CSでも苦杯のなめさせられた。
前日も、守護神山﨑康晃が逆転ホームランを食らっていた。


心中期するものがあったはずだ。


初回のピンチは木塚コーチのアドバイスで、最少失点にとどめた。
その裏から、ベイスターズ打線が火を噴く。
すぐに逆転し、タイガース投手陣を打ち崩していく。


彼のテンポのいい投球が、味方の活躍を引き出したのだ。


2試合連続でのクオリティスタート。
そして、待望の今季初勝利。


「自分のセールスポイントは粘り強く投げることなので、次回登板でも最少失点で抑えられるようにしたいです」


試合後のヒーローインタビューで、淡々と彼は語った。


万事にマイペース。
ビジターでの大応援も気にならないと語る。


「『沖縄タイム』の人ですね」とは、1学年後輩の飯塚悟史。


多少のことでは物怖じしない大型右腕が、勝利の道を切り開く。


拳太郎の夏が、やってきた。


たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ


横浜DeNAベイスターズ。
背番号59。
平良拳太郎。


KEEP WORKING HARD AND CONCENTRATE.
集中し、奮い立って戦う。力いっぱい努力する。


心をひとつに。
BECAUSE WE ARE FAMILY.