大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

ハマの夜空に輝く背番号16 #16

2020年7月23日(木)
横浜スタジアム
ベイスターズ 6-0 スワローズ
勝 大貫晋一 2勝2敗
負 高橋奎二 0勝1敗


雨上がりの夜空に冴え渡る変幻自在のピッチング。
強力スワローズ打線を手玉に取る快投。


スコアボードに「0」が刻まれ続ける。
スタジアムの雰囲気が、大きな期待に包まれる。


6回裏、彼が打席で送りバントを決めた時には大拍手。
自身の力で、ゲームを支配していく。


7回表2アウトまでノーヒットノーラン。
ベイスターズ史上初の快挙への期待が、ハマスタを支配する。


100球を超えたところで初安打を許すも、後続を見事に断ち切った。


7回。
打者24人。
111球。
1安打。
失点0。


マウンドを降りる背番号16に、4973人の大拍手と、画面越しに送られる熱き星たちの大声援が捧げられた。



木塚敦志コーチのアドバイスで投球フォームを工夫したという。


「立ったときのバランスが良くなり制球がまとまりました」


昨年ルーキーながら6勝の右腕は、開幕2軍スタート。
開幕ローテーションの投手の怪我などで先発のチャンスが回ってきたが、2試合連続ノックアウト。


その後、中3日で先発したナゴヤドームで快投し今季初勝利。


そしてこの日は、ハマスタのファンの前での、もう一つの今季初勝利となった。


「こうして観客が入って野球ができる幸せをかみしめています。ノーヒットノーランですか? いや、意識してなかったです」


穏やかな笑顔でヒーローインタビューに応える彼の笑顔が、ハマの夜空に輝く。


やまない雨はない。
夜明けの来ない朝はない。


少しだけ長いトンネルを抜けた。


横浜の夏がやってくる。


誰も見たことないドラマの幕は上がった。


たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ


横浜DeNAベイスターズ。
背番号16。
大貫晋一。


SEIZE THE DAY.
今という瞬間を大事に一生懸命生きたいという想い。


心をひとつに。
BECAUSE WE ARE FAMILY.