大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

勝利を呼ぶ男 #1

2021年5月2日(日)
横浜スタジアム
ベイスターズ 8-7 スワローズ
勝 山﨑康晃 2勝1敗
S 三嶋一輝 0勝2敗4S
負 清水昇 0勝2敗1S


もつれにもつれた試合の決着をつけたのは、背番号1だった。


7-7の8回裏。
「手応えはありました。あとは風と、ファンの皆さんの応援が後押ししてくれたと思います」


鋭く振り抜いた打球は、熱き星たちの待つライトスタンド最前列へ一直線。


彼は誇らしげにダイヤモンドを一周した。


この前の打席で、チャンスで併殺に倒れていた。
その直後、チームは同点に追いつかれていた。


「今までの僕なら取り返してやろうという気持ちになった。でも今は一回一回割り切れている」


大復活を果たしたガッツマンが、今季初の本拠地でのカード勝ち越しを決めた。


1993年7月21日生まれ。
大阪府和泉市出身の27歳。


2011年ドラフト4位で入団。
新生DeNAベイスターズの一期生でもある。


2016年からレギュラーに定着。
2017年には全試合出場。月間MVPやゴールデングラブ賞も獲得。
19年ぶり日本シリーズ進出のリードオフマンとなった。
そして、背番号を1を与えられた。


ここからが、試練の始まりだった。


看板選手としての重圧。
有望な新人選手の入団。
他球団からのマークもきつくなる。


気がつけば、レギュラーではなくなっていた。
ファームに降格されたこともあった。


「実績にあぐらをかいていたところもあったかもしれません」


10年目を迎えた今シーズン。
内野手との兼務との打診もあったが、外野一本で勝負することを決めた。


そして、3年ぶりに「1番センター」の開幕スタメンを勝ち取った。


「試合に出ていなくても盛り上げてくれる選手。チームにとっても大きかった」


指揮官の信頼も熱い、チームの元気印だ。


狂い続けてきた歯車がかみ合ってきた。


「勝利を呼ぶ男」が、5月攻勢の先陣を切る。


横浜の熱い季節が、始まった。


今だクワ喰らいつけ
燃えろガッツマン
突っ走れどこまでも
勝利を呼ぶ男


横浜DeNAベイスターズ。
背番号1。
桑原将志。


GOOD TEAMMATES
チームのためにベストを尽くす。


I☆YOKOHAMA
今こそ、横浜一心。