どんな状況でも投げ抜く #58
2018/07/24(火) 浜松球場
B4-11D
勝 笠原
負 井納
連日連夜の先発投手陣の炎上。
スーパー猛暑での酷使に、ブルペン陣の負担がかさんでいく。
苦しくないはずがない。
だが皆、泣き言一つ言わず投げ続けている。
この日のマウンドにも彼の姿があった。
大量ビハインドの8回裏。
昨シーズン戦力外通告を受けた古巣ドラゴンズ打線相手に三者凡退。
どんな状況でも投げ抜いていく腹の据わったピッチングが続いている。
1989年6月14日生まれ。
埼玉県入間郡出身の29歳。
飯能南高校からHondaを経て、2010年ドラフト3位でドラゴンズに入団。
中継ぎを中心に1年目から活躍したが、相次ぐ後輩達の台頭もあり昨シーズンは一軍登板機会はなし。
無念の戦力外通告となった。
ドラゴンズから移籍の右腕と言えば、2001年に波留敏夫との1対2のトレードで種田仁と共にやって来た山田博士が思い起こされる。
4シーズンに渡って、先発にリリーフに、それこそどんな場面でも投げていた。
言われたところでどこでも投げるのは、今シーズンからベイスターズにやって来た彼の真骨頂でもある。
後半戦スタートの7月16日。
アクシデントで2回表ノーアウトで降板したエディソン・バリオスの後を受け緊急登板。
3回48球打者9人を無失点。
移籍後初打席にも立った。
地味だが良い働きをしている。
ジワジワと借金がかさんでいく中にあって、体を張ってチームを支えてくれている。
こうした目立たぬ活躍が、チームの再浮上のきっかけになると信じたい。
「1年間一軍でフル回転してチームを支えて、獲得してくれた横浜DeNAベイスターズに恩返しをしたいと思います」(2017年11月24日入団記者会見)
まだまだ誰も諦めていない。
戦いは勝つと決めた者が勝つのだ。
戦うぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞ ベイスターズ
横浜DeNAベイスターズ。
背番号58。
武藤祐太。
THANKFULNESS.
野球をやらせてもらえる感謝。
VICTORY is WITHIN US.
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