大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

道を切り開け ニコ! #33

2020年7月15日(水)
ナゴヤドーム
ベイスターズ 1-2 ドラゴンズ
勝 松葉貴大 1勝0敗
S ライデル・マルティネス 1勝0敗2S
負 濵口遥大 1勝1敗


2020年7月16日(木)
ナゴヤドーム
ベイスターズ 0-8 ドラゴンズ
勝 岡野祐一郎 2勝1敗
負 中川虎大 0勝1敗


2020年7月17日(金)
横浜スタジアム
ベイスターズ 1-2 ジャイアンツ
(6回降雨コールド)
勝 今村信貴 1勝0敗
S 高木京介 0勝1敗1S
負 井納翔一 2勝1敗


2020年7月18日(土)
横浜スタジアム
ベイスターズ 2-4 ジャイアンツ
勝 エンジェル・サンチェス 3勝2敗
S 中川皓太 0勝0敗1S
負 今永昇太 2勝2敗


名古屋でよもやの連敗を喫しての帰浜。


熱き星たちがハマスタへ集ったもう一つの開幕シリーズ。


初戦は「ハマの宇宙人」井納翔一の粘投実らず、雨天コールド。


満を持して登板したエース今永昇太でも悪い流れを断ち切れない。


打線は、ジャイアンツのエンジェル・サンチェスの前に5回までノーヒット。


この日、9番センターでスタメン出場したこの男が反撃の狼煙を上げた。


1994年1月6日生まれ。
横浜市栄区出身の26歳。
生粋のハマっ子で、少年時代からベイスターズの大ファンだった。


2009年に横浜高校に入学。
2学年上に筒香嘉智がいた。


「常に謙虚でいることを教えてくださった。プロに入っても、野球人である前に、人は謙虚でいなければならないと」


憧れの先輩がベイスターズにドラフト1位で入団した直後、1年生の秋にレギュラーを勝ち取った。


甲子園出場も果たし、2011年ドラフト5位で憧れのベイスターズに指名される。


2014年5月31日。プロ初打席で初ホームラン。
チャンスをつかみ、一軍に定着してく。


2017年クライマックスシリーズでは、代打の切り札として躍動。チームの日本シリーズ進出に貢献。
初の本拠地開催となった2019年クライマックスシリーズでは、サヨナラホームランも放っている。


そのオフには、高校時代から兄のように慕ってきた主砲が海を渡った。


「筒香がいなくなった後のベイスターズはどうなるのか?」
すべてのファンが憂い、マスコミも繰り返し報じていく。


「いなくなった人のことでしょ。関係なくないですか?」


2020年シーズンの開幕直前、背番号33はこともなげに語った。


いつまでも筒香の弟分ではない。
自分が主力となって、チームを引っ張っていくのだ。


強い決意で開幕スタメンを勝ち取った。


「速球への対応力と勝負強さを期待した」
指揮官の期待に応え、沈黙する打線の目を覚まさせるチーム初安打。
完封負け直前の9回裏にもヒットを放ち、チームの連打を呼び込む。


同点逆転こそならなかったが、背番号33の意地が明日の戦いへ希望をつないだ。


「1年間、泥臭く頑張りたい」


4連敗で貯金を吐き出してしまった今こそ、この心意気が大事だ。


昨日負けたら、今日は勝て。
今日負けたら、明日は勝て。
明日は絶対勝て。


今こそ、道を切り開け ニコ!


Oh 横浜の誇り
胸に抱いて
道を切り開け ニコ
走れ! 飛ばせ! 乙坂智!


横浜DeNAベイスターズ。
背番号33。
乙坂智。


LA VIDA ES BELLA
いいことも悪いこともあるのが人生、それでも「人生は美しい」。


心をひとつに。
BECAUSE WE ARE FAMILY.