大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

やるからには上を目指せ! #50

2019/08/28(水) 横浜スタジアム
ベイスターズ 7x-6 スワローズ
(延長12回)
勝 武藤祐太1勝2敗
負 星知弥 1勝3敗


試合時間4時間58分。
延長12回裏2アウト満塁。


最後の最後に、彼の出番がやってきた。


1998年9月11日生まれ。
大阪府大阪市出身の20歳。


京都翔英高校では、3年生の夏に甲子園に出場。


卒業後に大学進学が決まっていたが、更に上を目指してベースボールチャレンジリー(BCリーグ)の滋賀ユナイテッドベースボールクラブに入団。


わずか1年間で、2017年ドラフト9位でベイスターズに指名される。


「技術は二流であれ。精神は一流であれ」


「やるからには上を目指せ」


父からの、高校時代の恩師からの教えを旨に、大志を抱いてプロの門を叩いた。


2018年8月19日。
横浜スタジアム。
カープ戦。


プロ初打席に立った彼の打球は、レフトスタンドへ一直線。


同学年の細川成也が2017年に記録していた、プロ初打席初ホームランに続いた。


プロ2年目の今シーズン。
正捕手の伊藤光の故障で、一軍登録。


第3捕手としてチームに帯同しながら、虎視眈々とチャンスを狙っていた


ベンチ入りしていた野手の最後の最後に登場。


空振りとはなったが、初球からフルスイング。


打席を自分のものにしていく。


3球目のスライダーを鋭く振り抜き、サヨナラのライト前ヒット。


深夜の横浜に、歓喜の雄叫びがわき起こった。


「最高です! みんな必死につないでもらったチャンス。なんとか決めたかった。打ったボール? 覚えてません!」


興奮冷めやらぬプロ初のサヨナラヒットにヒーローインタビュー。


「目標は正捕手としてチームを優勝させること。1歩ずつ進んでいきたい」


優勝するには、痺れる試合を勝ち抜いていかねばならない。


そして、全員が一致団結して戦い抜かねばならない。


横浜に新たな星がまた一つ。


日本一熱い横浜劇場は続いていく。


優勝するのは、ベイスターズだ!


いざ戦え祐大(ゆうだい)!
幾多の試練を乗り越えて
いざ進め祐大!
その手で舵をとれ


かっとばせ! 祐大!


横浜DeNAベイスターズ。
背番号50。
山本祐大。


WORKING BEHIND THE SCENES TO SUPPORT THE TEAM.
陰の闘いに徹する。


Go Beyond the Limit.


I☆YOKOHAMA!