雨と涙のハマスタ。ありがとう加賀繁! #16
2018/09/21(金) 横浜スタジアム
B9-1D
勝 京山
負 小熊
石川雄洋のヘッドスライディング。
筒香嘉智のハマスタ100号ホームラン。
そして、京山将弥の準完投ピッチング。
それは、全て彼のためにと後輩たちが奮闘した結果だった。
それは、彼のピッチングが引き出したものでもあった。
引退試合は、4年ぶりの先発マウンド。
相対するはドラゴンズの右の強打者 平田良介。
「一球一球に9年間の思いを込めた」
最後は123キロのスライダーで空振り三振。
雨の降り頻る横浜スタジアム。
万雷の大拍手。
轟き渡る大歓声。
チームメイトとマウンドで抱擁を交わし、有終の美を飾った。
1985年4月13日生まれ。
埼玉県新座市出身の33歳。
埼玉平成高校、上武大学を経て、住友金属から、2009年ドラフト2位でベイスターズに入団。
低迷するチームにあって、ルーキーイヤーは先発の軸として。2年目以降は主に中継ぎとして、粘り強く投げ抜いた。
沈み込むような独特のサイドスロー。
巧みな投球術。
中でも右の強打者には無類の強さを誇った。
スワローズの主砲 ウラディミール・バレンティン。
シーズン最多本塁打記録を持つ大砲を、初対戦から20打席無安打に抑え込んだ。
「加賀、バレンティンだ。君の経歴に敬意を表するよ。抑えられる事が多かったけれども、君との対戦は楽しかった。ホントニアリガトウゴザイマシタ」
最高の対戦相手からのメッセージも紹介された感動の引退セレモニー。
愛する3人の息子と共に、場内を一周。
戦場に向かうため何度も乗り込んだリリーフカーに乗るのもこれが最後。
「目立たない自分でしたが、このマウンドに上がるたびに大きな声援をいただき、とても力になりました。9年間ありがとうございました」
しばし休んで、長年の疲れを取って、いつかまた愛するベイスターズのために。
その経験と人柄は、横浜の大きな財産だ。
去って去らず。
9年間、大変にお疲れ様でした。
そして、本当にありがとうございました。
戦うぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞ ベイスターズ
横浜DeNAベイスターズ。
背番号16。
加賀繁。
BEGINNER'S MIND.
全ての基本は初心にある。
VICTORY is WITHIN US.
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