TAKE PRIDE IN YOUR HEART. #19
2018/10/09(火) 明治神宮野球場
B4-1S
勝 三嶋
負 館山
S 山﨑
ポストシーズン進出への僅かの可能性を残し、神宮の秋空にプレイボールがかかる。
目の前の試合とスマホでの速報に一喜一憂するスタンド。
リードを常に奪う展開ながらも、試合途中にベイスターズの2018年シーズンは終わってしまった。
一塁側やライトスタンドのスワローズファンからも、ため息が漏れる。
タイガースファンの友人からラインが届く。
「不甲斐ない戦いをしてすまない」と。
そして9回裏。
3点リードで、彼がマウンドに向かう。
怒涛のヤスアキジャンプが彼を迎え入れる。
三者凡退で今シーズン37セーブ目。
自身初のセーブ王を単独受賞で決めたその顔に、笑顔はなかった。
本拠地ハマスタで打ち込まれた。
勝負の夏に勝ち切れなかった。
あと1回、あと1人、あの時に抑えることが出来ていれば。
選手も、スタッフも、ファンも、みんなが悔しい思いを共有している。
こんなはずじゃなかった、と。
「みんなでAクラスを目指してやってきた。悔しい思いが強い。もっと力をつけないと」
誰よりも彼自身が、それを痛感している。
悔しさを知らずして成長はない。
この屈辱を力に変え、敗因を見つめ直し、また立ち上がるしかない。
そして、2019年秋。
凱歌のマウンドに必ずや向かうのだ。
君ならそれが出来る。
戦うぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
ゆくぞ ベイスターズ
横浜DeNAベイスターズ。
背番号19。
山﨑康晃。
TAKE PRIDE IN YOUR WORK.
自分の仕事に誇りを持つ。
VICTORY is within US.
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