鯨と星のエースの遺伝子 #27
2019/04/09(火) 阪神甲子園球場
ベイスターズ 8-12 タイガース
勝 桑原
負 パットン
全ての野球少年の憧れの舞台。
阪神甲子園球場。
ハマの番長三浦大輔もそうだった。
タイガースファンだった彼は、奈良県の高田商業高校から1991年ドラフト6位で横浜大洋ホエールズに入団。
現役時代には、甲子園で無類の強さを誇った。
マウンドで相手の声援や応援歌を、そして7回のジェット風船をマウンドから眺めるのが楽しみだったという。
「あれが見られるというのは、そこそこいいピッチングをしているということなんですよ」
その三浦コーチが、「彼なら大丈夫」と送り出したルーキーは、その7回のマウンドに一度は立った。
そこで、交代が告げられる。
6回97球8安打3失点。
失点はすべてエラー絡み。
打たれながらも粘りのピッチングは、番長の現役時代を彷彿とさせた。
だが、またもや、初勝利はならなかった。
背番号27はカミソリシュートの平松政次。
201勝196敗の伝説の大投手だ。
「27番を輝かせてほしい。投げ方もいいし、関節の使い方もいい。開幕からローテに入って、自分を超えてほしいね」
レジェンドは大きく期待を寄せる。
「チームを代表する番号。それに見合った活躍をしたい」
本人もそれを深く自覚している。
デビューから2戦続けての不運のマウンド。
だが、闘いはまだ始まったばかり。
「優勝できなかったことが心残り」(平松)
「優勝できたことが一番の思い出」(三浦)
鯨と星のエースの遺伝子を受け継ぐ右腕。
球団創設70年の伝統。
そこに栄光の歴史を刻むため、また彼はマウンドに向かう。
優勝への厳しき道のりを、その手で切り拓け!
たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ
横浜DeNAベイスターズ。
背番号27。
上茶谷大河。
ALL IS WELL.
すべてに勝ち抜いていく。
Go Beyond the Limit.
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