大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

這い上がれ! #14

2018/07/21(土) 横浜スタジアム

B5-7T

勝 岩貞

負 石田

S ドリス



1999年4月2日。

横浜スタジアム。


前年に38年ぶりの日本一を果たしたベイスターズ。

開幕投手に自ら志願して臨んだのは、ハマの番長 三浦大輔。


後に大リーガーとなるサウスポー石井一久と投げ合うも、同点の7回に連打を浴び敗戦投手に。


ここからチームは6連敗。

三浦自身も調子が上がらず6連敗。

初勝利は14試合目。


中継ぎに降格後這い上がって7月に初勝利。

その後は大車輪の活躍で、9勝をマーク。


その後の活躍は周知の通り。


番長の歴史は、挫折と屈辱の克服の歴史でもあった。



20年ぶりの優勝を本気で目指す今シーズン。

開幕左腕が苦しみ抜いている。


本来の実力からは程遠いピッチングで、期待に応えられていない。


この日の敗戦後、指揮官は彼の中継ぎへの配置転換を示唆した。


オールスター直前の試合では、中継ぎで復調の兆しを見せていたからでもあろう。


彼が尊敬するリビングレジェンドが、開幕からのスランプから這い上がってきたのは25歳。


今の彼と同世代の時期だ。


ノックアウトのあとのベンチで、キャプテン筒香嘉智が、彼に語りかけた。


真摯な表情で、彼はそれを受け止めていた。


その目は既に明日への決意に充ちていた。


壁は乗り越えるために存在する。


試練はそれを乗り越えることが出来る者のみに与えられる。


浴びせられた罵声が声援となり、大歓声に変わる。

彼ならきっとそれが出来る。


左腕がうなれば

狙いは外さない

ピンポイントの技

攻めろ 攻めろ 健大


横浜DeNAベイスターズ。

背番号14。

石田健大。


GRATITUDE.

ファン、家族、環境、すべてのものに感謝。


VICTORY is WITHIN US.