大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

横浜に輝く通算200号 #25

2019/08/16(金) 横浜スタジアム
ベイスターズ 2-4 カープ
勝 大瀬良大地 10勝6敗
負 井納翔一 3勝5敗



2019/08/17(土) 横浜スタジアム
ベイスターズ 8-3 カープ
勝 石田健大 3勝0敗
負 エマイリン・モンティージャ 0勝2敗



神宮での悪夢の3連敗から本拠地に戻っての「勝祭」。


「ともかく勝つことが大事なんだ!」


DeNAベイスターズ初代監督中畑清の鶴の一声から始まったこのイベント。


初戦も落とし、連敗は5となった。



この嫌なな流れの中、先発マウンドに立ったのは石田健大。


味方のエラーに動じることなく、淡々と、そして力強くアウトを積み重ねていく。


その気迫のピッチングにナインが応える。


1回裏。2番サードの我らがキャプテンの一打から鮮やかな先制。


そして2回裏。


背番号25の振り抜いた打球は、鮮やかな軌道を描いてライトスタンドへ。



球団史上最年少の200号ホームランが記録された。


「彼にとっては通過点」(田代富雄打撃コーチ)という節目の記録。



2009年ドラフト1位で横浜高校から入団。



2010年10月7日。
横浜スタジアム。
タイガース久保田智之からプロ初本塁打。


「やっと打てました。うれしい」


泥沼の最下位に沈むチームに、未来の希望が見えた瞬間だった。




2016年8月5日。
横浜スタジアム。
ドラゴンズ田島慎二から100号本塁打。


「YOKOHAMA STRA NIGHT」での一打は、9回表にリリーフ失敗をして涙に暮れた小さな大魔神山﨑康晃を援護する本塁打でもあった。


100本の本塁打を放つなかで、彼は日本の四番になっていた。



2018年5月24日。
横浜スタジアム。
ドラゴンズ吉見一起から150号本塁打。


「BLUE☆LIGHT SERIES」と銘打たれ、スタンドが青く染まった夜に号砲は轟いた。



2019年8月17日。
横浜スタジアム。
カープのエマイリン・モンティージャから200号本塁打。


「いつも以上の声援、ありがとうございました」


引き締まった表情で応えたキャプテンに、チームメイトが歩み寄る。



そして、彼が兄のように慕う前任キャプテン石川雄洋の手にはコージーコーナーのケーキ。


先日の1000本安打の際の彼のアイデアを、実に美しく返してみせるベテランの心遣い。


オプションのろうそくで、「200」を祝い、笑顔の記念撮影。


ベイスターズは、本当にいいチームになった。


ナインの笑顔を見ていると嬉しくて涙が出てきそうになった。



「高校のときからプレーすることができて幸せですし、何か縁があると思います」



彼の軌跡は、常に横浜スタジアムとともにあった。



チームは優勝争いの最前線にいる。


この日の祝砲は、逆転優勝への大いなる狼煙だ。


横浜の夏は、どこよりも熱い。


誰も見たことのないドラマを、見逃すな!



横浜の空高く
ホームランかっ飛ばせ筒香


さぁ打て筒香
飛ばせ空の彼方
横浜に輝く大砲
かっとばせホームラン


GO GO TSUTSUGOH!


横浜DeNAベイスターズ。
背番号25。
筒香嘉智。


VAMOS A SEGUIR ADELANTE!
前に、前に、積極的に行こう。


Go Beyond the Limit.


I☆YOKOHAMA!