人のために火を灯せば、我が前明らかなるが如し #25
2018/08/28(火) 横浜スタジアム
B5-3D
勝 石田
負 ガルシア
S 山﨑
たった一つの言葉が、人を救うことがある。
たった一度の声掛けが、人生を変えることがある。
励ましの声。
労いの言葉。
心からのアドバイス。
身近にこういう声をかけてくれる人がいることは、どんなに幸せなことだろうか。
この日、今シーズン初のヒーローインタビュー立った石田健大は、その思いを正直に口にした。
2017年10月24日。
MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島。
クライマックスシリーズ・セ。
ファイナルステージ。
日本シリーズ進出に大手をかけた試合に先発した彼は、1回2失点で無念の降板。
悔しさを噛み殺し、黙々とチームメイトの道具の片付けを率先して行う彼を、キャプテンはじっと見ていた。
「健大のために打つ。そして勝つ」
猛打で逆転し、超満員のマツダスタジアムを静まり返らせ、19年ぶりの日本シリーズ進出を果たした。
2018年7月21日。
横浜スタジアム。
タイガース戦。
本来の実力とは程遠い出来で、3回6失点。ノックアウトされた後のベンチで、彼に駆け寄ったのもやはり我らのキャプテンだった。
懇々と語りかけるキャプテン。
真剣な眼差しでそれを受け止める先発左腕。
彼は誓う。
必ず結果を出して、この恩に報いるのだと。
不甲斐ない成績でも、ハマスタに詰め掛けてくれるファンの声援に応えるのだと。
そしてこの日、一軍のマウンドに帰ってきた。
6、7回の2イニングをパーフェクトリリーフ。
勝ち投手の権利を手にしてマウンドを降りた。
9回表2アウト。
小さな大魔神 山﨑康晃が京田陽太を打ち取りゲームセット。
その瞬間、自分のことでは決して自分を乱さないキャプテンが、はしゃぎにはしゃいで、崩れ切った満面の笑顔で彼を祝福していた。
人の為に火を灯せば、我が前明らかなるが如し。
下位に喘ぐチームに光をもたらすのは、力強い言葉と率先の行動。
ベイスターズには、日本一のキャプテンがいる。
横浜の空高く
ホームランかっ飛ばせ 筒香
さあ打て 筒香
飛ばせ空の彼方
横浜に輝く大砲
かっ飛ばせ ホームラン
GO GO TSUTSUGOH!
横浜DeNAベイスターズ。
背番号25。
筒香嘉智。
VAMOS A SEGUIR ADELANTE!
前に、前に、積極的に行こう!
VICTORY is WITHIN US.
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