大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

心優しきサウスポー #14

2023年4月9日(日)
横浜スタジアム
ベイスターズ 8-0 ドラゴンズ
勝 石田健大 1勝1敗
負 福谷浩司 0勝1敗


超満員のスタジアム。
史上最多33144人の観衆を前に左腕は躍動した。


1993年3月1日生まれ。
広島県広島市南区出身の30歳。


広島工業高から法政大学を経て、2014年ドラフト2位で入団。
2年目の2016年シーズンにローテーションに定着。


チームにとって宿命とも言えた左腕不足を乗り超える大活躍。
左腕投手として球団初の月間MVPも獲得し、初のクライマックスシリーズ進出の原動力となった。


2017年からは2年連続で開幕投手を務めた。


彼に続くように、左腕王国が築かれていく。


今永昇太。
濱口遥大。
東克樹。


先発カルテットの長男坊として。
時にはブルペンの中心選手としてチームを支えた。


選手会長も経験した。


25年ぶりの頂点を目指した今シーズン。
開幕投手に指名されたが敗戦投手に。


その屈辱を晴らす快投だった。


6回無失点。
打者22人。
105球。
被安打3。


初回のピンチを切り抜けると、その裏にチームは6得点の猛攻。
自身もレフト前にヒットを放った。


鮮やかな投球フォームから、ドラゴンズ打線を手玉に取っていく。


大観衆の大声援に応えて、鮮やかなピッチングが繰り広げられた。


「プレー以外でも、ピッチャー陣が盛り上げていかないといけないと思っています」


シーズン前に語ったように、すべてにおいてチームを支えていく覚悟も漲っている。


「初回から野手の方にたくさん援護して頂き、戸柱さんにしっかりと良いリードして頂きましたし、その後の三嶋さんにも良いリレーを、バトンを渡すことができて、本当に良かったと思っています」


ともにヒーローインタビューに立った先輩たちや、チームメイトへの感謝。


「開幕でふがいないピッチングをしてしまった。でも先発投手陣が素晴らしい投球を続けてくれていました。その流れに乗ることができました」


ハマスタで抜群の成績を残す、心優しきサウスポー。
頼れる男が、行動と結果で横浜頂戦の闘いの軸となる。


横浜の熱い季節がやってくる。


左腕がうなれば
狙いははずさない
ピンポイントの技
攻めて攻めろ 健大


横浜DeNAベイスターズ。
背番号14。
石田健大。


横浜頂戦。
I☆YOKOHAMA!