大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

LITTLE BIG MAN. #11

2019/05/30(木) ナゴヤドーム
ベイスターズ 8-1 ドラゴンズ


勝 東
負 勝野


「勝たなきゃ何事も面白くない」


昨シーズン新人王を獲得した左腕は、常々こう語る強心臓の持ち主。


1回表、ホセ・ロペスの満塁ホームランで試合はスタート。


「先に点を取ってもらって気持ちが楽になりました」


この日もイニング間に、バナナをパクつき左腕は躍動。


離れて暮らす看護士でもある母由紀さんから教えられた、立命館大学在学中からのルーティーンだ。


強力ドラゴンズ打線を、面白いように打ち取っていく。


7回。
打者27人。
98球。
10奪三振。
1失点。


「今年は球速が出ていない分、もがき苦しんでいます」


これだけの投球をしながら、試合後のヒーローインタビューでは冷静に自身を分析する振り返るクレバーさ。


故郷四日市市からは両親、祖父母、弟ら家族が。


母校愛知工業大学明電高校のチームメートも駆けつけた。


「勝ててよかった。ここは地元みたいなものですから。家族や親戚や友達、その中でヒーローになれたのは嬉しいです」


怪我で開幕に出遅れた時も。
不本意なピッチィングでふさぎ込んだ時も。


故郷の両親は温かく励ましてくれた。


自身ナゴヤドームでの初勝利は、最下位脱出を勝ち取った光明。


「選手たちは諦めていないんで」


力強く語る小さな新人王は、更に上を目指す。


これからが本当の勝負。


横浜の快進撃が、始まった。


左腕がうなれば
狙いははずさない
ピンポイントの技
攻めて攻めろ 克樹


横浜DeNAベイスターズ。
背番号11。
東克樹。


LITTLE BIG MAN.
小さくてもマウンドで大きく見える選手になりたい。


Go Beyond the Limit.