大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

2018/04/24(火) 横浜スタジアム

4/24

B2-7C

勝 中村祐

負 今永



突然の訃報に誰もが耳を疑った。

鉄人・衣笠祥雄さんが上行結腸がんのため逝去された。

71歳だった。



カープ黄金時代の中心選手。

2215試合連続出場。

国民栄誉賞も受賞。


努力の人だった。

忍耐の人だった。

そして、笑顔の人だった。



カープの鉄人の最後の仕事場は、横浜スタジアム。

4月19日のベイスターズvsジャイアンツで解説をされていた。

生涯現場の人だった。


2000年代にはベイスターズの監督候補との報道も度々された。


両チームに縁の深い鉄人が見つめるハマスタには、優しい雨が降っていた。


暑くもなく寒くもない。

優しい雨は、鉄人の笑顔そのもの。



偉大な先輩への恩に報いるのだ。

カープ打線は、初回からベイスターズ今シーズン初先発の彼に襲いかかった。


ベイスターズも反撃するが、いい当たりが野手の正面をついたり、大飛球がフェンス際で失速したりする。


だが、これも野球。



本来のピッチングが出来なかった彼は、ベンチで悔しさを噛み締めた。


「帰ってきた感じはない。ポジションを奪いに行く」

だが、結果を出すことは出来なかった。


多彩なコメントからついたニックネームは「投げる哲学者」。


哲学は現実に生きなければ意味がない。

彼自身が一番よくわかっているはず。


次は勝利の結果で、彼の哲学の語録が更新されるはずだ。



左腕がうなれば

狙いは外さない

ピンポイントの技

攻めろ 攻めろ 昇太


横浜DeNAベイスターズ。

背番号21。

今永昇太。


やられたらやり返せ!

ハマのエースの復権を、皆が心待ちにしている。


VICTORY is WITHIN US.



衣笠祥雄さんのご冥福を心よりお祈りします。