大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

防御率0.87の「投げる哲学者」 #21

2019/04/19(金) MAZDA Zoom-Zoomスタジアム 広島
ベイスターズ 1-2x カープ (延長10回)
勝 フランスア
負 パットン


「『援護点がない』というのは防御率0点台の投手が言うこと」


2016年にデビューした左腕は、好投しても勝ち星が付かない状況を問われ、こう答えた。


その知性的で本質を突くコメントの数々。


「投げる哲学者」


彼はこう呼ばれるようになった。


ルーキーイヤーは8勝。
2年目は11勝で日本シリーズ進出の大原動力に。


昨シーズンは、まさかの絶不調。


オフを返上して、オーストラリアン・ベースボールリーグに参加。


圧倒的な成績で凱旋。


開幕投手の座を勝ち取った。


快投を続ける2019年シーズン。


4試合に先発。


2勝1敗。


31イニング32奪三振。


3失点。


防御率0.87。


堂々のリーグトップ。


16イニング連続無失点を継続中だ。


だが、勝てなかった。


あと一本が出なかった。


微妙な判定もあった。


「ピンチをつくる場面が多く、攻撃のリズムをつくれなかった」


彼は一切の言い訳をしなかった。


むしろ、敗戦の責任を背負い込んだ。


これぞ、エース。


これぞ、大黒柱。


君こそ、我らがチームの「幹」。


その英智。
その雄弁。
その剛腕。


「幹」をより強く、太く。
「幹」があれば、枝が繁り、花が咲き、果実が実る。


高速アンダースローの秋山登は、背番号17。


カミソリシュートの平松政次は、背番号27。


神様仏様大遠藤様 遠藤一彦は、背番号24。


そして、ハマの番長 三浦大輔は、背番号18。


令和の背番号21が、大エースへの階段を上り始めた。


頭を上げ、前を向き、次の舞台へ。


闘いは続いていく。


左腕がうなれば
狙いは外さない
ピンポイントの技
攻めろ 攻めろ 昇太


横浜DeNAベイスターズ。
背番号21。
今永昇太。


THE FLOWER THAT BLOOMS IN ADVERSITY IS THE RAREST.
ピンチの時こそ自分が成長できるチャンス。


Go Beyond the Limit.