横浜に新たな星がまた一つ #12
2019/05/03(金) 阪神甲子園球場
ベイスターズ 1-2x タイガース (延長10回)
勝 ジョンソン
負 三嶋
令和のエース候補が、プロの第一歩を刻んだ。
初登板初先発。
舞台は思い出の甲子園球場。
対戦相手は西勇輝。
オリックス・バファローズからフリーエージェントで移籍してきた球界を代表する右腕。
デビュー戦は、百戦錬磨のエースとの投手戦となった。
1999年8月15日生まれ。
大阪府大阪市出身の19歳。
北海高校から2017年ドラフト3位で入団。
ルーキーイヤーの昨年は、元大リーガーの大家友和2軍投手コーチの指導を受け、ファームのローテーション投手として活躍。
今シーズンは一軍キャンプにも帯同。
先発投手陣の故障や離脱が相次ぐ中、この日のチャンスを掴んだ。
「甲子園でデビューさせることは、春先から決めていた」
指揮官の期待以上の圧巻のピッチング。
186cmの長身から投げ込む最速150kmの直球が冴え渡る。
ピンチを切り抜け、渾身のガッツポーズ。
満面の笑みでベンチに戻ってくる19歳が、野球の聖地で躍動した。
5回66球。被安打2奪三振2で無失点。
勝ち投手の権利を持って降板したが、リリーフ陣が打たれ初勝利はならなかった。
「今までの人生で味わったことがないくらい緊張しました。三浦コーチから『攻めの投球をするように』と言っていただき、最後まで腕を振り抜くことができました。ピンチを迎えた場面も、野手の皆さんが守ってくれて心強かったです」
チーム事情から、一旦はファームに戻ることにはなった。
近いうちに、必ずチャンスはやってくる。
更に力を磨き、次こそ初勝利を。
そして、ベイスターズの主人公の一人になるのだ。
横浜に新たな星がまた一つ。
君の活躍を。
君の躍動を。
君の勝利を。
希望と共に、皆が待っている。
たたかうぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞベイスターズ
横浜DeNAベイスターズ。
背番号12。
阪口皓亮(こうすけ)。
INDEFATIGABILITY.
百折不撓。
Go Beyond the Limit.
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