大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

未来のエースの初陣 #41

2019/06/05(水) 京セラドーム大阪
ベイスターズ 0-5 バファローズ
勝 田嶋
負 平良


2019/06/06(木) 京セラドーム大阪
ベイスターズ 2-3 バファローズ
勝 榊原
負 東
S 増井


2019/06/07(金) 横浜スタジアム
ベイスターズ 2-6 ライオンズ
勝 高橋光
負 今永


今永でも勝てないのか。


今永で勝てないなら仕方がないのか。


4点ビハインドで迎えた9回表の横浜スタジアム。


言いようのない閉塞感を打ち破るように響き渡る「インフルエンサー」。


乃木坂46の2017年レコード大賞受賞曲を背に、背番号41がリリーフカーに乗って登場。


ベイスターズの未来を担う左腕のプロ初登板に、球場の雰囲気は一変する。


1999年6月25日生まれ。
埼玉県所沢市出身の19歳。


日本大学第三高校から、2017年ドラフト5位で入団。


西東京のライバル早稲田実業の清宮幸太郎から5奪三振。


高校日本代表ではクリーンナップを任される打撃。


「ハマの二刀流」誕生かと騒がれたが、プロでは投手一本で行くと宣言。


オープン戦開幕試合で、救援投手ながら初登板初勝利を記録。


チームとしては1989年の石井忠徳(石井琢朗)以来29年振りの快挙。


ルーキーイヤーは、ファームで活躍。シーズンオフにはU-23ワールドカップにも出場。


「ファームでのピッチングは反省すべき点が多かったのですが、U-23大会で抑えとして自分の力を出し切るとことができ、その反省点を活かすことができました。確実に今シーズンにつながると思います」


そしてこの日、大器はハマスタでそのベールを脱いだ。


178cm80kgの身体が、マウンドでより大きく映える。


全身を使ったダイナミックな投球フォーム。


相対するは、故郷所沢からやってきたパ・リーグ王者のライオンズ。


19歳の若武者が山賊打線果敢に切り込んでいく。


ホームラン王 山川穂高を空振り三振。


おかわり君 中村剛也をサードゴロ。


最後の打者 岡田雅利も空振り三振。


圧巻の三者凡退で、プロデビュー戦を自らの手で飾って見せた。


「いつもは緊張しないんですが、さすがに今日は緊張しました。今日はまっすぐが良かったので、伊藤さんもまっすぐで来いと言ってくれて、まっすぐで押せました。ファームでやってきたことがこの場で出せたので、まずは0で抑えられて良かったです」


確かに見た。
この目で見た。
ハマの未来のエースの初陣を。


そして、次は更なる活躍の舞台へ。
自分の手で、その舞台を切り拓くのだ。


君なら、必ずそれができる。


左腕がうなれば
狙いははずさない
ピンポイントの技
攻めて攻めろ 周斗


横浜DeNAベイスターズ。
背番号41。
櫻井周斗。


PRACTICE DOES NOT TELL A LIE.
自分の行いは全て自分に返ってくるということをプロの世界でも肝に命じてやっていきたい。


Go Beyond the Limit.