大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

どんな壁も乗り越えろ! #44

2019/06/30(日) 横浜スタジアム
ベイスターズ 2-2 カープ
(延長12回引き分け)


勝てなかった。
だが、負けなかった。


借金完済は持越しとなったが、これでタイガースと並び3位浮上。


連夜の延長戦を演出したのは、彼の一振りだった。


1-2の9回裏。
2アウト3塁。


マウンドには、カープの新ストッパー ヘロニモ・フランスア。


ドミニカ共和国のカープアカデミー出身の長身左腕。


昨年8月ロ野球記録に並ぶ月間18試合登板で防御率0.51と月間MVPの活躍。
カープ3連覇の立役者の一人だ。


そこに指揮官は敢えて左打者を起用。


しかも彼はサウスポー相手に8打数無安打だった。


「左投手から全く打っていなかったので、打てなかったら仕方がないといい意味で開き直って打ちました」


粘り強くくらいついた打球はライト前へ。


殊勲のタイムリーヒットとなった。


これで代打成績は16打数7安打で打率.438。
得点圏打率も19打数8安打で.421。


代打での起用が中心ながら、神がかり的な活躍だ。


「スタメンで出たいという気持ちで毎日練習しています」


それでも彼は現状に満足していない。


レギュラーに近づくには、左右関係なく好投手を打ち込んでいくしかない。


数少ないチャンスをモノにし続けていくしかない。


先輩後輩同年代のライバルと競いながら、今シーズンは開幕以来、一軍で活躍し続けている。


チームは試合に勝つと、その試合前の円陣で声だしを担当した選手が次の試合も声だしを行う。


彼は6月23日のイーグルス戦から担当し、ここまで3勝1分け。


3位で並ぶ7月2日のタイガース戦でも継続する。


上昇気流に乗ったチームを、声と、気迫と、プレーで引っ張っていく。


ベイスターズの熱い夏が、始まっている。


出た出たついに
必殺バットマン
白い弾丸打ち込んで
ガッツポーズだ


横浜DeNAベイスターズ。
背番号44。
佐野恵太。


CONCENTRATE ON EVERYTHING AND EXERT MYSELF TO THE UTMOST.
精神を集中させ努力すれば出来ない事はない。
どんな壁にぶつかっても努力をして乗り越えたい。


Go Beyond the Limit.