大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

ソト!ソト!ソト レッツゴー! #99

2022年8月12日(金)
明治神宮野球場
ベイスターズ 4-3 スワローズ
勝 大貫晋一 9勝4敗
S 山﨑康晃 0勝2敗25S
負 小川泰弘 5勝7敗


雨の中の首位攻防戦。


背番号99の弾丸ライナーが、レフトスタンドに突き刺さる。


待ち受ける熱き星たちの歓喜が、神宮の森に轟いた。


「ありがとうございます!」


流暢さに磨きがかかった日本語で、彼はヒーローインタビューに応えた。


「しっかりと自分のいい打席にしようと思っていました。
 いいボールがきたら自分のスイングをしようとこころがけていた。
 こういう緊迫した試合でホームランが打てたことがすごく良かったです」


帰ってきた頼れる大砲が、大事な試合の決勝打を放った。


1989年2月28日生まれ。
プエルトリコ自治連邦区出身の33歳。


レッズ、ホワイトソックス、ナショナルズなどを経て、2017年オフに来日。
入団テストを受けて、ベイスターズの一員となった。


当時の評価は「第6の外国人選手」。


2018年シーズン。
オープン戦の大活躍で、開幕ベンチ入を果たすも、試合前の怪我で無念の登録抹消。


回復後、ファームで抜群の成績を残し一軍の舞台へ。


いきなりの大活躍で、レギュラーの座を掴んだ。


5月からの出場にもかかわらずホームラン王、ベストナインを獲得。


2019年も、ホームラン王、打点王、ベストナイン。


2020年オフには3年契約を締結。


最下位からの優勝を目指した今シーズン。
コロナウィルスの感染から復帰後初のヒットが、この日の決勝ホームランとなった。


「ボールを前でとらえることができました。
 僕自身がコロナになったときも声援を頂き、本当に力になりました」


「家も近いしね。必要なものがあったらなんでも言ってくれ」


彼と入れ替わるようにコロナ感染による登録抹消となったタイラー・オースティンにはこう声をかけたという。


チームメイトも、ファンも、横浜の町、すべてを愛する熱き男だ。


「チーム一人ひとりが、野手もピッチャーも自分の役割を発揮できています」


横浜の熱い季節が続く。
奇跡が現実になりつつある。


ベイスターズの夏を見逃すな!


Going on ソト!
Touch'em all ソト!
君は 嵐のカリビアン
見せつけてやれ
パワフル スイング


ソト!ソト!ソト レッツゴー!


THE LORD IS MY STRENGTH,
I HAVE NOTHING TO FEAR.
失敗を恐れないで挑戦し続けるんだ。
主はわたしとともにいる。


横浜DeNAベイスターズ。
背番号99。
ネフタリ・ソト。


横浜反撃。
I☆YOKOHAMA!