オトコハ、ダマッテ、ナゲルダケ #62
2023年4月12日(水)
明治神宮野球場
ベイスターズ 6-1 スワローズ
勝 東 克樹 2勝0敗
負 高橋奎二 1勝1敗
7回裏ノーアウト満塁。
絶体絶命の大ピンチに、背番号62はマウンドに向かった。
豪腕が唸りを上げる。
長岡秀樹を、ピッチャーゴロダブルプレー。
川端慎吾は、見逃し三振。
渾身の7球。
チームを救った左腕は、拳を握り、雄叫びをあげた。
1992年4月22日生まれ。
ベネズエラ・ボリバル共和国バルガス州出身の30歳。
ボストン・レッドソックス、アリゾナ・ダイヤモンドバックスなどを経て、2017年に来日。
同年、北海道日本ハムファイターズから、黒羽根利規とのトレードでベイスターズの一員となった。
最速163kmを記録した豪腕。
貴重なリリーバーとして、ベイスターズのプルペンを支えてきた。
神宮には悔しい記録もある。
2022年9月25日。
0-0で迎えた9回の裏。
痛恨のサヨナラ打を浴びてしまう。
2年連続でスワローズの胴上げを見せつけられた。
だからこそ、勝ちたかった。
やられたら、やりかえせ!
「チームを助けたいという気持ちでマウンドに上がっていたので、よかったです」
「オトコハ、ダマッテ、ナゲルダケ」
ヒーローインタビューで語るこの言葉は、母の教え。
「文句を言わずに黙って自分の仕事を全うしなさい」
同僚の山﨑康晃から、この言葉の日本語の意味を教わったのだという。
いつ、如何なる時でも。
言われた場所で、仕事をする。
そして、勝つ。
頂点を目指す、横浜の闘い。
ブルペンには、常に頼もしき背番号62。
今日も全力投球。
明日も全力投球。
横浜の熱い季節がやってくる。
勇気という名の 白いボールを胸に
夢を追いかける どんな時も
YOKOHAMAベイスターズ
全てを賭けて 走り出せ
YOKOHAMAベイスターズ
時代の 風を背に受けて
信じているよ 熱い気持ちで
掴むのさ Your Winning Ball
横浜DeNAベイスターズ。
背番号62。
エドウィン・エスコバー。
横浜頂戦。
I☆YOKOHAMA!
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