背番号17の系譜 #17
2018/08/10(金) 横浜スタジアム
B1-3T
勝 メッセンジャー
負 東
S ドリス
「勝祭」ーー真夏のイベントが、皮肉にさえ聞こえてしまうこの日の敗戦。
重ねた借金は遂に2桁。
タイガース戦だけで7つの借金。
ランディ・メッセンジャーに6敗。
ラファエル・ドリスを全く攻略出来ていない。
スコア以上の差を感じてしまう。
先の見えないトンネルの様な状況にあって、今日もこの男がマウンドに上がった。
クールな表情で豪速球を投げ込み、1イニングを無失点。
完璧に仕事を成し遂げ、味方の反撃を待った。
2012年ドラフト2位で法政大学から入団。
新生DeNA球団のエースにとの大きな期待から、背番号17が与えられる。
1960年ホエールズ日本一の大エース 秋山登。
100勝100セーブ。ヒゲの齊藤明雄。
奇跡のリリーバー 盛田幸妃。
背番号17には、ホエールズのベイスターズの歴史と伝統が込められている。
だが、その期待に応えらずに歳月は過ぎていく。
昨シーズン中に、彼はリリーフへの転向を告げられる。
これが大きな転機となる。
2017年10月24日。
MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島。
クライマックスシリーズ ファイルステージ
2回からリリーフのマウンドに向かった彼は、この日もクールな表情で豪速球を投げ込んだ。
このピッチングがチームに流れを呼び込んだ。
大逆転でチームは日本シリーズに進出。
史上最大の下克上が実現された。
不調に喘ぐ2018年シーズン。
勝ってる時も、負けてる時も、彼はマウンドに向かい、豪速球を投げ込む。
彼は決して雄弁ではない。
その姿でチームを鼓舞していく。
今日もファンはハマスタに集う。
そして彼はブルペンに向かう。
目の前の勝利のために。
諦めたら、勝負はそこで終わりだ。
戦うぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞ ベイスターズ
横浜DeNAベイスターズ。
背番号17。
三嶋一輝。
AUDACITY.
どんな時も堂々と、自分らしく。
VICTORY is WITHIN US.
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