頼れるハマの千手観音 #35
2019/03/30(土) 横浜スタジアム
ベイスターズ1-9ドラゴンズ
勝 山井
負 京山
ベイスターズキラーのドラゴンズ山井大介を攻略できず、完敗。
開幕カードの連勝はならなかった。
5回表には、頼れる選手会長が今季初登板。
打者3人に11球1奪三振。
劣勢の中のリリーフで、いとも簡単そうに初仕事を成し遂げた。
1989年4月10日生まれの29歳。
岐阜県多治見市出身。
県立岐阜商業、法政大、JX-ENEOSを経て、2013年ドラフト4位で入団。
ルーキーイヤーの2014年シーズン。
山口俊、ホルヘ・ソーサの絶不調により、ストッパーに抜擢。
低迷が続くチームにあって、中畑清監督は強心臓のルーキーにチームの命運を託す。
筒香嘉智の覚醒。
ユリエスキ・グリエルの衝撃。
トニ・ブランコのド迫力。
久保康友の変幻自在。
石川雄洋の覚悟。
箸にも棒にもかからないチームが、戦える体制が整ってきたのもこの年だった。
2016年以降はシーズン平均60試合以上の登板。
「浜照大三上様」
どんなときでもタフに投げぬく姿で、彼はブルペンを牽引し続けた。
開幕戦で快投した今永昇太。
この日打ち込まれた国吉佑樹。
ファームで奮闘する青柳昴樹。
頼れる選手会長は、彼らと共に「オーストラリアン・ベースボールリーグ」に昨シーズン終了後に参加。
オフを返上して、更なる向上を目指した。
「三上さんは、まさに“お兄ちゃん”。ブルペンのすべてを知っているし、的確でいい判断をもたらしてくれる。言葉でも背中でも引っ張ってくれる尊敬すべき存在です。正直、ブルペンをまとめているのは三上さんですよ」(山﨑康晃)
シーズンは長い。
結果がすべてのプロの世界だが、やり返すチャンスがあるのもまたプロの醍醐味。
「やられたら、やりかえせ!」
この日野球殿堂入りの表彰があった権藤博。
我らの心の終身名誉監督は、何度も選手たちに語りかけた。
昨日負けたら、今日は勝て。
今日負けたら、明日は勝て。
明日は、絶対勝て!
ハマの千手観音は、今日もマウンドに向かう。
何もなかったように、涼しいポーカーフェイスで。
戦うぞ
闘志みなぎらせて
勝利の海
行くぞ ベイスターズ
横浜DeNAベイスターズ。
背番号35。
三上朋也。
BE WHO YOU ARE.
自分らしくプレイする。
Go Beyond the Limit.
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