大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

君の熱き血潮で 燃えろ雄洋 #7

2019/04/28(日) 東京ドーム
ベイスターズ 2-7 ジャイアンツ
勝 今村
負 京山


2019/04/29(月) 東京ドーム
ベイスターズ 5-3 ジャイアンツ
勝 国吉
負 宮國
S 山﨑


2015年以来4年ぶりの10連敗。


4月に限れば1961年以来58年ぶりの屈辱。


この闇を打ち払ったのは、DeNA初代キャプテンだった。


1986年7月10日生まれ。
静岡県駿東郡出身の32歳。


横浜高校から2004年ドラフト6位で入団。


ハマのロケットボーイ。
時代を開くスピードスター。


低迷が続くチームの中で、レギュラーポジションを勝ち取っていった。


2012年にDeNA球団の中畑清新監督は、彼をキャプテンに指名する。


「大きな使命を与えれば、もっと素晴らしい選手になるはずだ」


情熱家の指揮官と、闘志を内に秘める彼とでは、しばしば衝突もあった。


煮え切らないように見える態度を取る彼に、二軍降格を命じたこともあった。


そうした中、チームは確実に力をつけていった。


有望な若手選手の台頭。
外国人選手の活躍。
フリーエージェント選手の加入。


横浜高校の後輩の筒香嘉智にキャプテンの座を譲った彼は、いつしか控えに回っていた。


去年と同様、今年もファームで開幕を迎えた。


「自分のやることをしっかりやっていれば結果が出ると信じてファームで頑張っていた」


練習では誰よりも声を出し、若手を牽引した。


2軍でともに汗を流す若手の誕生日には食事に誘う。


大量ビハインドの展開でも、ヘッドスライディングで仲間を鼓舞してきた。


誰もが慕うハマの精神的支柱が、危機的状況のチームを救った。


この日、一軍登録即スタメン。


2番セカンドで出場し猛打賞。


8回表に決勝の2ランホームランを放った。


「何とか流れを変えようと思っていた。みんながつないでくれたので、思い切っていきました」


ヒーローインタビューで涙をこらえて笑顔で語った彼の姿に、多くのファンが涙した。


みんな、彼と一緒に苦しい冬の時代の乗り越えてきたからだ。


止まない雨はない。


出口のないトンネルはない。


ベイスターズの季節がやってくる。


戦いは、まだ始まったばかりだ。


栄冠掴むその日まで
恐れず飛び込めベースへ
君の熱き血潮で
燃えろ 雄洋


横浜DeNAベイスターズ。
背番号7。
石川雄洋。


SIETE BRILLANTE.
7、輝く。


Go Beyond the Limit.