2つのリベンジ #11
2019/05/22(水) 東京ドーム
ベイスターズ 5-1 ジャイアンツ
勝 東
負 高橋
先制、中押し、駄目押しの効果的な得点。
先発、リリーフ、ストッパーの鮮やかな継投。
理想的な展開で、今シーズン初の4連勝は、ドラ1先発カルテットの誕生の瞬間だった。
5月17日(金)先発の今永昇太(2015年ドラフト1位)は、リーグトップの5勝目。
5月18日(土)先発の上茶谷大河(2018年ドラフト1位)は、7試合目の登板でプロ初勝利。
5月19日(日)先発の濱口遥大(2016年ドラフト1位)は、今シーズン2度目の完封劇。
この流れに、2017年ドラフト1位にして2018年新人王のこの男が乗っていく。
この日は、彼にとって2つのリベンジの舞台。
5月6日に本拠地でノックアウトされたジャイアンツ相手。
そして、昨年9月28日以来の東京ドームの先発マウンドだった。
1995年11月29日生まれ。
三重県四日市市出身の23歳。
愛知工業大学名電高校から立命館大学を経て、ベイスターズに入団。
170cmと投手としては小柄な体格ながら、ピッチィングは豪快そのもの。
威力あるストレートに多彩な変化球。
ルーキーながら、プロの強打者を圧倒し11勝。
文句なしの新人王に輝いた。
特にジャイアンツ戦では無類の強さを誇り、6戦5勝。
唯一勝てなかった試合が対ジャイアンツ6戦目。
ジャイアンツ不動のエース菅野智之と投げ合った。
両チームの4番打者として活躍した村田修一の引退セレモニーが行われたこの日。
2年連続沢村賞投手と堂々の投げ合うも、チームはサヨナラ負け。
「これがエースというものを見せてもらった。エースとの差。7回無失点と9回無失点。これが差なのかなと思いました」
左肘の違和感で、1カ月遅れで自身の開幕戦に臨んだ5月6日の横浜スタジアム。
3回。
打者21人。
85球。
被安打8被本塁打2
8失点。
「ぶざま。同じ相手に同じ結果を続けるわけにはいかない」
やられたら、やりかえせ!
強い決意で向かったマウンド。
5回1/3。
打者22人。
93球。
被安打6被本塁打1
1失点。
ブルペン陣の完璧なリリーフを仰ぎ、見事今シーズン2勝目を飾った。
「状態を0から100にすぐ戻すのは無理。今日のように辛抱強く試合をつくっていきたい」
これからが本領発揮の舞台。
反転攻勢の陣列に、彼も加わった。
令和元年の夏が始まる。
横浜の熱い夏が幕を開けた。
左腕がうなれば
狙いははずさない
ピンポイントの技
攻めて攻めろ 克樹
横浜DeNAベイスターズ。
背番号11。
東克樹。
LITTLE BIG MAN.
小さくてもマウンドで大きく見える選手になりたい。
Go Beyond the Limit.
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