大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

道を切り開け ニコ! #33

2019/06/15(土) 福岡ヤフオク!ドーム
ベイスターズ 3-4 ホークス


勝 高橋礼 7勝1敗
S 森唯斗 2勝3敗19S
負 井納翔一 3勝3敗


2019/06/16(日) 福岡ヤフオク!ドーム
ベイスターズ 2-2 ホークス
(延長12回引き分け)


「今日は父の日。絶対に打ちたかった。父が力を貸してくれたのかな」


彼にとって、2年ぶりのホームランは、亡き父に捧げる一発となった。


1994年1月6日生まれ。
横浜市栄区出身の25歳。


地元横浜高校から、2011年ドラフト5位で入団。


ドラフト同期には、桑原将志、飛雄馬。
シーズンオフに復帰を果たした古村徹。
先日、ドジャースマイナー契約が発表された北方悠誠。
そして、昨年オリックス・バファローズに移籍した髙城俊人。


DeNA新球団の第1期生。


2014年5月31日。
QVCマリンフィールド。
マリーンズ戦。


一軍初打席初ホームランでの鮮烈なデビュー。


光の見えないトンネルにさまようチームの一条の光となった。


その彼が一軍に定着していく中で、チームも力をつけていく。


2年連続でクライマックスシリーズに進出した2017年。


ファーストステージ第2戦の甲子園球場は、雨と泥の中の死闘。


試合を決める3ランホームランを放ち、ファイナルステージ進出の原動力に。


そして、王者カープを打ち破り、チームは19年ぶりの日本シリーズ進出を果たすも、ホークス相手に思うような活躍は出来なかった。


飛躍を期した2018年シーズン。


チームも彼も、結果を残せなかった。


今シーズンはファームでの開幕。


だが、彼は腕を磨き、力を付けて、虎視眈々と、時を待ち、時を創った。


チームが10連敗にあえいだ4月下旬に一軍昇格。


守備固め、代走、代打など地味な役割ながら、数少ないチャンスを逃さなかった。


交流戦に入り、スタメン起用が増える。そのチャンスをものにしている。


この日も兄のように慕う筒香嘉智に代わり、レフトのポジションに着いた。


勝負強い打撃。
力強い守備。
次の塁をどん欲に狙う走塁。


勝利への執念が、今一番感じられる選手だ。


「男なんだから、逃げるな!」


アイスホッケー選手でもあった父ルーセローさんが逝去されたのは昨年12月31日。
54歳の若さだった。


父からの教えは、常に心の奥にあった。


その強い心と飽くなき精進が、結果となって現れつつある。


横浜の誇りを胸に抱く男。
本領発揮の時来る。


更に輝いて、栄光を掴み取ろう!


Oh 横浜の誇り 胸に抱いて
道を切り開け ニコ


走れ! 飛ばせ! 乙坂智!


横浜DeNAベイスターズ。
背番号33。
乙坂智。


LA VIDA ES BELLA.
いいことも悪いこともあるのが人生、それでも「人生は美しい」。


Go Beyond the Limit.