大田区からハマの星に祈りをこめて

ベイスターズの試合について熱く書いていきます。1試合に1選手。最も心揺さぶられた事に、全力投球! そしてフルスイングで!

蒼き戦士の闘志 果敢に突き進め #44

2020年8月28日(金)
横浜スタジアム
ベイスターズ 6-2 スワローズ
勝 マイケル・ピープルズ 2勝1敗
負 吉田大喜 1勝4敗


ハマの四番がバットを振り抜く。
打球がうなりを上げる。
バックスクリーンを直撃する。


推定飛距離は138km。
ハマの新キャプテンが1つの目標にしていた2桁本塁打は、超特大の一発となった。


「星とは今年で3回目の対戦ですが、前回はゲッツーだったので、いいところで打ててよかったです」


7回裏からマウンドに上がった星知弥とは明治大学の同級生。
ドラゴンズの柳裕也らとともに、同期でプロの門を叩いた。


2016年ドラフト会議。
柳はベイスターズとドラゴンズの競合の末で1位入団。
星はスワローズに2位指名。


「すでに予定の人数を超えているけど、指名してもいいか?」
「後悔するのは嫌ですから獲りましょう」


ベイスターズフロントは、明治大学のもう一人の選手の指名に踏み切った。


ドラフト9位。
支配下登録選手として全体で87人中84番目、セ・リーグでは最後の指名。


3年間のシーズンで、規定打席に達したことはない。


指揮官は、彼を筒香嘉智の後継の「四番・レフト・キャプテン」に指名した。


「まずは思い切って100パーセントでやるしかない。それでもしパンクしてしまったら、そこまでの器だし、そのときは誰かが助けてくれるのかなって」


新キャプテンは腹をくくってシーズンに突入した。


ここまで全試合で四番でスタメン出場。
3シーズンで10本だったホームランを、シーズン折り返しの60試合目でクリアしてみせた。
打率は堂々のリーグトップ。


「他のチームは同世代、年下の選手が四番を務めている。プレッシャーに負けたくない」


異例づくめのシーズンもいよいよ折り返し点。
ここからが本当の勝負。


「一丸となって、そしてチームを鼓舞できるように頑張りたい」


蒼き戦士は走り抜く。
栄光の頂へ向かって。


横浜の熱い季節が続いていく。


蒼き戦士の闘志
果敢に突き進め
ハマの空に弧を描け
進め Shiny Road


横浜DeNAベイスターズ。
背番号44。
佐野恵太。


CONCENTRATE ON EVERYTHING AND EXERT MYSELF TO THE UTMOST.
精神を集中させ努力すれば出来ない事はない。 どんな壁にぶつかっても努力をして乗り越えたい。


心をひとつに。
BECAUSE WE ARE FAMILY.